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目覚めると予報通りの雨。ただ、霧雨なので十分に行動可能です。やはりこういう時は屋根付きの乗り物はありがたいです。
最初の目的地である闘鶏神社は田辺の中心部にあり、宿から1.5kmしかありません。余り早く行っても社務所が開いてないでしょうから8:30に出発しました。
駐車場は自動式で1時間100円です。 |
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二の鳥居から境内に入ります。 |
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砂利が敷かれた境内は広々としています。
歴史は古いようで、熊野三山の別宮的存在として三山参拝の代わりとするような役割も担っていたらしく、権現さんとも呼ばれているらしいです。 |
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進んで行って右手に拝殿。賽銭箱が見当たらずに戸惑いましたが、右側に屋根付きのものが置かれていました。珍しいパターンです。 |
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御朱印を頂きました。そして、昨日那智大社で御朱印帳を買ったばかりですが、この何ともかっちょいいデザインの御朱印帳は旅の計画段階から買うつもりでいました。これで神社版の方は生涯安泰かもしれません。 |
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社務所は神社会館のようになっています。入って正面の様子。 |
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社殿の木製模型があります。
各建物の形式は熊野三山の社殿と似ているそうで、流失前の熊野本宮と同様の形式を再現しているとのことです。 |
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何とこの模型、マッチ棒約6万5千本を使い、1年もの制作日数を費やして作られた奉納品とのこと。
色んな意味でもっと知られるべき神社ではないかと思いました。
雨は参拝していた30分の間でも強くなったり弱くなったりしています。 |
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約8km離れた救馬渓(すくまだに)観音へとやってきました。山一体が大きな一枚岩で覆われている霊山だそうです。
駐車場を見つけて、そこから歩き始めたわけですが、こちらの参道は東参道で、表参道へはもう少し先まで車を走らせたところにある駐車場からスタートする必要があるようです。しかし、雨の中そこまでする気はありませんし、こちらからでも問題はなさそうです。
最初は本堂まで一直線に、とも思いましたが、雨とは言え行動できるコンディションなので、右の階段へ。 |
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飛鳥時代にここを開山したという「役の行者」像。修験道の開祖だそうです。 |
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その先に不動明王像。 |
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さらには七福神。フレーム内に6人しか収まりませんでした。 |
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立派なお地蔵さん。 |
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山門に到着。 |
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しかし、すぐ後ろはまるで学校の校舎のようです。 |
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何とも不思議ですが、とにかく進みます。 |
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最初の踊り場からさらに階段は続きます。 |
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二つ目の踊り場。 |
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階段を折り返すところで再び傘が必要なようです。 |
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屋上に上がったところに本堂があるという斬新な造り。 |
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しかも、本堂の裏側は大岩に貼り付いたような造りになっています。一体どうなっているのやら。
ちなみにこちら、公式サイトによると真言系単立寺院とあります。真言宗とは微妙に違うんでしょうが、よくわかりません。 |
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本堂の反対側の眺め。雨は降り続いています。 |
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御朱印を頂きました。
寺院用の御朱印帳もB面に入っているため、そろそろと思っていましたところ、こちらにオリジナルのものがあることがわかったため購入。今回の旅で一気に三冊も新規に購入となりました。 |
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屋上に上がってきた側の反対側へ回ってみました。すると、さらに先にも小さなお堂があります。左に見えるのは不動堂。 |
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そのさらに下には慈母観音堂。こちら側からも下に下りられるかと思って来ましたが、ここまでで行き止まりでした。 |
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再び屋上へ。
本堂の裏手へ行くところで気持ちよさそうに寝ているやつがいました。 |
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そのすぐ横にはこんなのも。
屋上の本堂の反対側には手すりに「ここからは投げないで」という注意書きがありましたが、確かに投げたくなるような場所ではあります。
徒歩3分で行けるというかわらけ投げの場所まで行ってみることにします。 |
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本堂裏の大岩の続きと思われます。こちら側には稲荷社が祀ってあります。 |
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その先からさらに上へ。 |
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その先にも大岩が迫っており、こちらには縁結び社。 |
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縁結び社前のヘアピンカーブ。 |
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ここが大岩の頂上のようです。 |
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上はこんな感じ。
英彦山の花見ヶ岩公園と少し似た感じです。 |
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小さな仏様が祀ってあります。 |
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再びかわらけ投げ場へ向かいます。 |
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この分岐を左に行くとあじさい園で、6月からは入園が有料になるそうです。 |
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坂を上がっても道はまだ続きます。 |
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なかなかゴールに辿り着きません。 |
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ようやく到着。大岩の上へ少し寄り道はしましたが、真っ直ぐ向かっても案内板から3分では無理です。急いでも5分程度かと思います。 |
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あの輪っかに入ると願いが叶うとかそんなんじゃないかと思います。ちょうどパット練習に最適な7〜8mと見ました。
投げるためのかわらけは本堂脇でしか販売していないわけですが、無人販売であってもここでも販売するべきでしょう。たった3枚で命中しなかった場合、「替え玉」を欲する人は少なくないと思いますが、往復10分かけて買いに行く人はさすがにいないでしょうから。投げる気皆無だった私ですが、ここで売っていたら必ず投げてみただろうと思います。 |
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救馬渓観音を後にし、約1時間で54km離れた道成寺というお寺にやってきました。JR御坊駅からひと駅のところです。到着の時点では雨は上がっています。
ここは救馬渓観音と違って比較的町中にあるせいか、参道沿いに土産物店が並んでいます。 |
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折りたたみ傘にしようかとも思いましたが、何となく長傘にしましたが、20分後に大正解となります。
そこそこの数の参拝者も見られます。 |
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真っ直ぐな石段の先に仁王門があります。 |
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こちらのお寺は和歌山県最古のお寺だそうです。701年創建とのこと。天台宗です。 |
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歴史を感じる本堂です。暗い照明ながら、ご本尊の千手観音像の姿を見ることができました。 |
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総檜造りの三重の塔。
傘を差しながらの片手撮影で、いつの間にか露出補正ダイヤルが動いてしまっていたらしく、暗くなっちゃいました。やっぱりMX-1は片手撮影には向いていませんな。二日目は念のために持ってきてたRX100にするべきでした。 |
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寺務所側は広々としています。
再び雨が落ちてきました。 |
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御朱印を頂きました。今回の旅ではラストとなります。 |
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何となく「光の道」で有名になった宮地嶽神社の風景と重なる感じがしました。
駐車場に着くことには本降りとなってきました。
予定ではここから白崎海洋公園と戸津井鍾乳洞へ向かうことになっています。海洋公園は無理っぽいですが、併設されている道の駅で昼食というのもよさそうだし、鍾乳洞は雨の影響はないし、ということで向かうことにしました。 |
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海洋公園に到着。
雨もそれなりに激しいのですが、それ以上なのが風。車が揺れるほどです。車を降りる気ゼロとなりました。 |
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車内から一応二枚だけ写真を撮ったらすぐに鍾乳洞へ向かいます。 |
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鍾乳洞へのアクセスはなかなか厳しいです。四輪ではなかなか行かない酷道・険道ですが、二輪で慣れているのでこの程度なら大丈夫。 |
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しかし、ラストの部分はちょっとたじろぎました。
しばしどうしようかと迷いましたが、せっかくここまで来たことだし、行けるところまで行ってみることにしました。
雨は大降りで、このまま降り続けば土砂災害が発生するんじゃないかと心配になるレベルになっています。 |
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途中で写真を撮る余裕はありませんでした。一刻も早くゴールしたい一心でした。とにかく狭い、見通せない、急。幸い対向車はゼロでしたが、駐車場に入るタイミングでここから一台出ていってました。ちょっとずれたら悲惨な状況でした。 |
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雨は凄いですが、ここは風の影響はほとんどありません。
係のおばちゃんと少し話をしましたが、白崎海洋公園付近の強風はお馴染みのようで、ちょいちょい強風で通行止めになるんだそうです。
入場料\200(安!)を支払います。土日祝しか開いてないというマニアックな鍾乳洞です。 |
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上の建物のすぐ先に入口があります。 |
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最初はコンクリートの階段です。 |
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左奥からさらに進みます。 |
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土日祝のみで\200ってことで、もっとシンプルにしか整備されてないイメージでしたが、思いの外きっちりしています。 |
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途中に分岐があり、二つのルートに分かれています。それぞれ行き止まりで往復するコースです。 |
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幅が狭いエリアが多いです。
外はかなり気温が高いため、内部はひんやり涼しく快適です。 |
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長い方のルートのゴール部分。 |
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短いルートのゴール部分。
長からず短からず、ちょうどいい規模で、しかも貸し切りでした。
実は、一通り見終えた時点で、カメラがユーザー設定のISO100になっていたまま撮っていたことに気付いたので、ISOをオートに変更した上でもう一回りしたんです。そんな気になる位の規模でした。 |
予定ではこの後あらぎ島〜恐竜ランドとなっています。恐竜ランドは基本洞窟内ですが、駐車場から入口までどの位あるかわかりませんし、何しろ遠い。あらぎ島まで行っても風景は望めませんので、いいとこ道の駅で食事くらいでしょう。ただ、帰路のコースで和歌山市内を避けるというメリットはあります。
きっちり方針決定しないまま、あらぎ島を目的地セットしてスタート。ただ、風雨は収まることなく路面はところどころプチ冠水状態となっています。R42を北上し、あらぎ島方面への分岐手前でローソンを見つけ、昼食をとりつつしばし思案。和歌山県にいる間に3回コンビニを利用しましたが、いずれもローソンでした。ファミマもそこそこありましたが、セブンイレブンはほとんど見ることはありませんでした。それはともかく、あらぎ島経由の山越えルートでの所要時間をナビでシミュレートしたりもしましたが、心配なのはこの大雨。もし、通行規制などが発生した場合、阪和道へ逃げ込める海沿いルートの方が安心です。時間はたっぷりとあるので、このまま下道で南港へ向かうことにしました。コンビニを出るとすぐ先に大阪王将がありました。そうと知っていたらこちらで美味しいものを頂きながらゆっくりと考えたかったものです。
ずっと下道とは言え流れはスムーズで、混雑したのは和歌山中心部の県135号位でした。ここは前回来た時はもっと酷い渋滞でした。和歌山IC手前では「阪和道雨のため50km/h規制」と表示されていました。15時を過ぎて雨は一旦弱まりましたが、その後16時が近づくと再び大雨に。 |
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南港エリアへは16:40に到着。和歌山〜大阪は思いの外遠くないと実感できました。FTへ行くには早すぎるので、その手前のセブンへ。
美味しい珈琲と読書でしばし過ごし、その後夕・朝食を調達してFTへ。 |
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18:15にFTへ移動。5列目後方でした。乗船開始は19:00、乗船完了が19:05、部屋に入ったのが19:10でした。 |
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二日目のルートです。走行距離は199kmでした。
昼前から大雨になりましたが、午前中予定だった三箇所の寺社訪問は何とかこなせ、欲しかった御朱印帳も購入できたのでよしとしなければなりません。 |
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名門大洋フェリーの自販機は基本的にアサヒビールです。一便の船にはキリンの自販機もありますが、二便はアサヒのみ。
今さらですが、売店はどうだろうかと見てみるとずらりと各種が揃っていました。ホント、今さらですがこの手があったとは。 |
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翌朝、「濃霧で減速航行中」とのアナウンスがあったため、外に出てみるとこんな感じでした。 |
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20分遅れの予定とのアナウンスでしたが、結局10分遅れの8:40に着岸。8:55に下船できました。
往路同様小倉東〜古賀を高速利用して10:50に帰着。
新門司までの往復込みの総走行距離は692kmでした。 |
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