飛騨編 〜 白川郷 飛騨高山 東山寺院群
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新聞の旅行関連の広告が増えてきましたが、そんな中魅力的なプランを見つけました。

金沢のビジホに4連泊しつつ2日目に白川郷と高山、3日目に輪島朝市に行き、4日目はフリーという、グルメも温泉も豪華な宿もない代わりに実にリーズナブルなプランです。しかも旅行支援が8000円分も付いてくるんです。時期が梅雨入り直後の6月上旬という点はリスクではありますが、こんなにも魅力的なツアーを見逃すことができずに申し込みました。
格安プランということで行程表等が送付されることはなく、サイトのマイページにログインしてプリントアウトします。

集合場所でJRのチケットを受け取り、各自で金沢まで移動します。10:13博多発ののぞみ24号で新大阪へ。初日と最終日は実質移動のみです。
13:43に新大阪着。接続に1時間あったので、構内の商店街をじっくり見て回れました。551蓬莱の行列には驚きました。

新大阪の駅構内は博多と比べて椅子とトイレが非常に少ないんだな、と今さらながら気づきました。
金沢までは14:46発のサンダーバード27号です。
金沢は2015年に一度行きましたが、その時は1泊2日という日程のために飛行機でした。

京都から先の湖西線〜北陸本線は初めてなので、2時間40分退屈することはありませんでした。
金沢着は17:26。

宿にチェックインし、旅行支援クーポンを受け取ります。スマホでQRコードを読み取り、チャージされるような形ではあるんですが、アプリではなくブラウザ上での操作なので実にわかりづらく苦戦しました。後日支払いの際合算されているのをお店の人が見て、「上級者ですね」と言われました。
駅ビルに地元出身関取の等身大パネル。今となっては博多の駅ビルじゃ無理です。
初日の夕食は駅ビルあんと西3Fのこちらで。
ゴキゲンな夕食でしたが、毎日こんなだと路銀が尽きてしまいそうなので明日からは自重することにします。

4泊5日の日程で、なぜか2日目の朝食だけが付いています。

初日の歩数計は9,345でした。
2日目は8:30出発でまずは白川郷へ。

岐阜県は通過したことはありますが、降り立つのは人生初です。
駐車場の売店やトイレでさえ合掌造り風です。さすがは世界遺産。
であい橋を渡って合掌造り集落へ。
山に雪が残っているのには驚きました。白山方面かと思われます。
白川郷では2時間の自由行動です。まずは一番奥の展望台まで元気なうちに行っておきます。
展望台まではなかなかの激坂です。徒歩15分という案内が出ていましたが、7分で上がれました。
良く見るお馴染みの風景が見られます。わかってはいましたが、それ以上のものが見られることはありませんでした。
先月行った高野山同様、こちらも外国人観光客がたくさんいます。世界遺産のブランド力ですな。

高野山との違いは子供連れの外国人が多いということです。
合掌造りの内部が見学できるのは3か所ありますが、今日は和田家がお休みなので、こちらの神田家ともう一軒の長瀬家に集中しそうです。
見学料は400円なり。
一階の大広間。
奥の座敷では外人さんがくつろいでいました。絵になる男です。
〇〇なので、高いところに行きたがります。
二階ではなく、中二階です。
独身の男兄弟と使用人が寝起きしていたそうです。この部屋の火見窓から大広間の囲炉裏が見えるようになっており、安全確認をしていたそうです。
二階へ。
主に養蚕の作業場だったという二階。
釘を使わない場合はほぞ組なんでしょうが、このように縄で縛る組み方もあるんですね。
三階へ
三階も養蚕作業場です。この暗さは作業に影響しないんだろうか。
最上階へはほとんどはしごです。
四階は主に物置。今で言う屋根裏収納ってやつですな。

ここは人数制限があり、3人までとなっています。

神田家を出ると、外国人の団体が入ってくるところでした。運よく混雑の合間に見学することができました。
五階建ての明善寺庫裡では屋根の吹き替え作業中です。
観光地で歩き回った後は甘酒というのが9年前のお伊勢参り以来定番になってきています。
大きな氷でかさ増しされています。

午後の高山でも甘酒を頂きましたが、そちらも氷入りながら容器大きめで300円。翌日の輪島朝市は氷なしで100円という超高コスパ!。世界遺産ブランド恐るべし。
観光地でものを買うことはほとんどない私ですが、これだけが気になってしまいました。
バスで高山に移動してきました。こちらでも2時間の自由行動です。

まずは駐車場の近くにあった高山陣屋をちらっと覗いて・・・
観光のメインストリートである「古い町並み」へ。

ここでも外国人観光客が多いです。
古い町並みという名の商店街です。

ひとつ気になる塗り物のお椀があったんですが、輪島へ行く前に買う気にはなれずにスルー。
両側アーケードの安川通りに出ました。これを前方の寺院群がある東山エリアへ。
その途中にある高山別院。ここは時間の都合上遠めに見るだけ。
まずは雲龍寺(曹洞宗)へ。
本堂前の境内。寺務所はお留守だったので、お隣の大雄寺へ。
石段を下りずに移動できます。ありがたい配慮です。
大雄寺(浄土宗)の本堂。

こちらもお留守のため御朱印は頂けませんでした。
大雄寺の立派な山門。

歩道橋の上が撮影スポットです。
 R158を少し南下して素玄寺(曹洞宗)へ。
こちらが本堂。
寺務所はこちら。ようやくご住職がおられました。
本堂内を見せて頂けました。
御朱印を頂きました。
お隣の天照寺(天台宗)はユースホステル併設なので、間違いないと踏んでいましたが、まさかのご不在でした。
立派な鐘楼があります。
さらにお隣の法華寺(法華宗)へ。こちらもご不在でした。ちょっと変わった墨書きの御朱印なので、頂きたかった。残念!
お隣の善応寺(曹洞宗)へ。
こちらにはご住職がいらっしゃいました。
本堂を見せて頂けました。この後座禅会があるとのこと。

さきほどの素玄寺でもそうでしたが、本堂内に和太鼓と鐘がありました。飛騨独特のものかと思って尋ねると、曹洞宗ならではの「鳴り物」なんだそうです。
御朱印を頂きました。
ラストは宗猷寺(臨済宗)です。
ひときわ大きな本堂。

「宗猷寺町」と地名にもなっているお寺です。
御朱印を頂きました。書置きの場合は三種類から選べるようです。

こちらの東山エリアには観光客はひと組の外国人のみでした。素玄寺のご住職によると日本人はほとんど来ないそうで、外国人は時々来るらしいです。

戦国大名の金森長近が高山へ入国した際、このエリアに各宗派の寺をまとめたというお話も伺えました。
上三の町に戻り、甘酒と日本酒の試飲でのどを潤します。写真は撮り忘れました。
日本酒の試飲は自販機で500円をコイン6枚に交換。そのうちの1枚を使いガチャで猪口を購入。残り5枚のコインで5種類の試飲ができます。全体的に辛口系でした。

これにて二日目の観光は終了。金沢に戻ったのは18:00くらい。
2日目の夕食はこちらで頂きます。

結局昼食はおろか軽食でさえも食べ損ねていたので、空腹はピークを超えています。
凄い品数、しかもそれぞれのクオリティが高い。これで1,300円は破格なり。こちらで初めて旅行支援ポイントを使ってみました。支払い方法や残額の確認の仕方もわかり、明日の輪島朝市でも安心です。

2日目以降は夕食後コンビニでビールと朝食を買って帰るという流れになりました。

2日目の歩数計は過去最高の15,931でした。明日以降に備え、ドラッグストアでアミノバイタルのパウチゼリーも買っておきました。
3日目 能登編へ
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