1980年代

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原田 真二 / HUMAN CRISIS 1980年
 衝撃的なデビューを果たした彼ですが,私はその後,’79年の2nd“NATURAL HIGH”から’84年の6枚目“MODERN VISION”の5枚が特に好きです。その中でも2ndから4thの3枚は歴史に残る名作だと私は思うのですが,一番売れていない時期であり,現在では入手困難です。秋葉原のCDショップで偶然見つけた時はもううれしくて,うれしくて・・・。
 原田真二については,過去のアイドルぐらいにしか思っていなかったのですが,大学の友人に熱心なファンがいて,「まぁ聴きなさい」とレコードを持ってきたのが聴きはじめです。その当時6枚目がリリースされ,ツアーにはその友人と行きました。最近はめっきりライブも新作リリースもないので,寂しいです。
RAINBOW / DIFFICULT TO CURE 1981年
 もともと,リッチー系はあまり好んで聴いてはいなかったのですが,このアルバムとその前後はよく聴きました。
 意外なことにRAINBOWの公式サイトがないんです。各メンバーのや,DEEP PURPLEはあるのに。
JOURNEY / CAPTURED   ESCAPE 1981年
 JOURNEYの聴き初めは,高校の時の“CAPTURED”でした。感激して,それ以前の三部作と呼ばれる“INFINITY” “EVOLUTION” “DEPARTURE”を聴きましたが,音のチープさに正直がっかりしました。が,その後リリースされた“ESCAPE”は説明の必要のない名作でした。次作の“FRONTIERS”は余りピンと来ず,その次の“RAISED ON RADIO”は大好きで,相当聴きました。
 その後,91年に初期のメンバーであるグレッグ・ローリー ロス・ヴァロリー スティーブ・スミスを中心に結成されたTHE STORMというバンドがアルバムをリリースしましたが,これが名作でした。ジャーニー好きなら,絶対におすすめしますが,今や入手不能でしょう。このヴォーカルの声がスティーブ・ペリーにそっくり。彼の声にそっくりなシンガーって結構多いですね。今や,どこを検索してもTHE STORMは出てきませんが。
BILLY JOEL / SONGS IN THE ATTIC 1981年
 ビリー・ジョエルもよく聴きました。“STRANGER”から本格的にメジャーになった感じですが,それより前の作品の曲を集めたライブが“SONGS IN THE ATTIC”です。この作品によって,初期の作品が見直され,当時は廃盤になっていて「幻の名盤」として高値で取り引きされていた1stアルバムが再発売されるなど,非常に影響の大きかった作品と思います。
 CD REVIEWSのページを作るにあたり,CDラックを上から下まで眺めていて,まずCDプレイヤーのトレーに乗ったのがこのアルバムでした。全く隙のない名作です。まだ聴いたことがない人にはぜひ聴くべき!。
YES / CLASSIC YES 1981年
 イエスは“こわれもの(FRAGILE)”を最初に聴きました。グランド・ファンク同様,そのベース・ラインとサウンドにしびれました。当時,ボストン,ジャーニー,ビリー・ジョエルなど,聞きやすいロックを聴いていたのですが,ここがプログレへの入り口となりました。クリムゾンフロイドはほとんど聴かず,イエスE,L&P,あとカンサスをよく聴いていました。
 ロンリー・ハート(90125)で復活したときは嬉しかったですねぇ。あのときのツアーがビデオ化されてますが,トレバー・ラビンがかっこよくて,たまりません。DVD化されていないのかな。
ASIA / ASIA 1982年
 イエスからプログレを聴き始めた頃,ものすごいメンバーによるニュー・バンド結成のニュースが入りました。メンバーを聞いた時点で購入決定です。発売と同時に買いました。想像以上の素晴らしさに感動しました。残念ながら,2nd以降では1st程のインパクトのある作品はありませんでした。決して駄作ではないのですが,1stが良すぎたからでしょう。
 オリジナル・メンバーがジェフだけになったあとの作品(ARIAとかARENAなど)は結構好きです。特にARIAの1曲目ANYTIMEは個人的に名曲だと思っています。
八神 純子 / 夢見る頃を過ぎても 1982年
 中学生の頃からよく聴いていました。当時はFMでのエアチェックが主な音源でした。通算4枚目のこの作品がBESTと思います。CDでの発売もされてはいたのですが「レコードがあるし,まぁいいか」と,見送りました。今になってみると,CDでも持っておきたい1枚です。先日5枚目の“LONELY GIRL”の中古CDを奇跡的に入手。何と280円!。
 カバー・ブームと言われる昨今ですが,この人の曲はカバーされませんね。音域が広くて難しいんでしょうか。へたっぴにはカバーして欲しくはありません。
VOW WOW (BOW WOW) / BEAT OF METAL MOTION 1984年
 80年代に「ジャパメタ・ブーム」が起きるより以前から存在していたBOW WOW。日本のハードロックの草分け的存在と言っていいでしょう。そのBOW WOWが大幅なメンバー・チェンジをし,名称もVOW WOWとしての最初の作品がこれです。人見元基の痺れるヴォーカルと厚見玲衣のキーボードに感動しました。それまで3ピースバンド指向が強かった私は「ロックにシンセはいらない」と思っていましたが,彼のプレイによって「かっこいいものは,かっこいい」と思うようになりました。
 このバンドのCDは後期のものは中古市場にあふれていますが,初期の物は相当な高値で取引されています。一時,Q盤になっていたのですが,買おうと思ったときはすでに手遅れで,初期の3枚のうち,3rdしか入手できませんでした。。
KANSAS / POWER 1986年
 アメリカン・プログレというジャンルの中ではジャーニーやボストンに比べてマイナーな存在。確かに彼らほどポップではなく,プログレ色が強い音楽性です。そこがまた魅力なんですが。あと,ロビー・スタインハートのヴァイオリン&Voも大きな魅力です。“POWER”はギタリストにスティーブ・モーズを迎えて復活した作品。ちょっとロック色が強めなところが好きでした。彼はアルバム2枚であっさりバイバイでしたが,これ以降気になるギタリストとなり,ソロ作品をいくつか買いました。
 一方,バンドはいまだに現役で頑張ってます。2002年に初のDVDが出ました。決してビジュアル系ではないんですが,ちょっと見ておきたい気がする。
CHEAP TRICK / LAP OF LUXURY 1988年
 “AT BUDOKAN”で名を知らしめ,“DREAM POLICE”でロック・スターとなった彼らでしたが,その後失速&低迷。自然消滅かと思われていた矢先に,オリジナル・メンバーに戻っての復帰作。これがまた期待通りのチープ・トリック・サウンド。よーく聴いていました。
 その後,可もなく不可もないようなアルバムが2枚続いたあと,どうなっちゃったんでしょう。“AT BUDOKAN U”っていうのが出ていたので,それは買いました。オリジナルとUとを合わせたのがこれなんでしょう。
 基本的にこのテのロックは好きで,その後,後継バンド的存在であるイナフ・ズナフズーターズなんかもちょっと聴きましたが,,なかなか入手困難なアルバムが多く,困ったものです。
アン・ルイス / HEAVY MOON 1988年
 シングル・カットされた6曲目以外は全てCharが曲を提供し,ギターでも参加というファンにとっては涙もののロック・アルバム。この人は歌が上手いので,バラード系でもウケるのですが,私はロック系が好きです。
 アン・ルイスとCharは結構仲がいいみたいで,ラジオでは「焼き肉をよく食べに行く」と言っていました。一度Charのソロ・ツアーで「withアン・ルイス」とあったので,これはたまらないライブになるぞー,と思い,行きましたが,彼女は完全に「バック・コーラス」に徹していて,ただの1曲さえもリード・ヴォーカルをとりませんでした。彼女目当てに来た人はさぞやがっかりしたことでしょう。
Mr. BIG / Mr. BIG 1989年
 ASIA同様こちらも豪華メンバーでの夢のバンドとしてのスタートでした。メンバーからすると,もっとメタル色が強いのかと思っていましたが,意外なほどストレートなロックでした。この1stで見事に虜になってしまいました。その後の作品も駄作なしで(途中,しつこくリリースされたライブ盤はいただけませんでした),スーパーグループにしては息の長い活動でしたが,やはり,ついに終焉を迎えてしまいました。雑誌の記事によると,相当確執があったようです。
ERIC CLAPTON / JOURNEYMAN 1989年
 最近はすっかり癒し系ポップス・シンガーになってしまったクラプトン。彼ほど時代と共に変化を続けているミュージシャンも珍しいのではないでしょうか。
 若い頃の私は「イケイケ系ロック」が好みだったので,クラプトンのような渋いロックにはなかなか興味を示さず,聴き始めたのは社会に出てからでした。初期の泥臭さ,フィル・コリンズ時代,アコースティック時代などそれぞれ良さはあるのでしょうが,私が迷わずにイチバンとするのが,この“ジャーニーマン”です。
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