ユーザー車検に初挑戦 

2008.2.21

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 以前から一度やってみたいと思っていたユーザー車検。しかし、前乗っていたトランザルプは古い上、バイク整備に自信のない私は、「2年に一度くらいは」とバイク屋さんに任せておりました。
 しかし、TDMなら比較的新しいしまだ距離も1万ちょい。これなら車検場に持ち込んでもきっと大丈夫でしょう。初挑戦にはもってこいの状況です。また、YANOさんのブログ記事にユーザー車検の様子が詳細に書かれていたので、何となくではありますが自分にもできるような気になりました。

 今回の車検にあたってはこちらのサイトにずいぶんとお世話になりました。車検の準備段階からの流れや各書類の書き方が写真入りで説明されており、さらには記録簿のファイルをDLすることまでできます。


事前の準備

 車検と言っても、今回バイク自体をいじることはありません。オイルの交換時期はまだですし、リアタイヤは替えて間もないし、ブレーキパッドはまだ大丈夫だし、チェーンも伸びてないし・・・フロントタイヤの溝が少ないですが、車検に左右されず交換時期まできっちり使うことにします。実際にバイクを眺めつつ、DLした定期点検整備記録簿に記録していきます。あと、逆輸入車であるTDM900で忘れてはいけないのはライトスイッチの上にテープを貼っておくことです。
こんなもんでいいでしょう。
また、念のためバッテリーの充電を陸運支局に行く前日にしておきます。事前の準備はこのくらい・・・

 の、はずでした。

 しかし、必要書類のひとつである納税証明書がありません。これは私にとって毎度お約束のパターンであります。「これは必要なものだから」と、その時点で特別な場所に収納するのですが、必要になった段階でその特別な場所がどこかわからなくなる、というものです。いつもなら、多少じたばたすれば発見できるのですが、今回はなかなかでてきません。探すことは断念し、役所で再発行してもらいましたが、驚いたのは手数料がゼロだったことです。

 これで、必要書類である車検証納税証明書定期点検記録簿自賠責保険証の四つが揃いました。残りは当日陸運支局で揃えます。自賠責の切り替えも車検当日に陸運支局で行えるようです。
 福岡陸運支局のテレフォンサービス(050-5540-2178)で予約をし、当日を待つのみです。

車検当日
 午前中の二枠は予約が取れなかったため、午後の部(13時〜。受付は12:45〜)と相成りました。
 12:40に到着。まずはこちらの陸運会館で書類を揃えます。

 まず審査依頼書・自動車重量税納付書・継続検査申請書の3点セットを65円で購入。次に自動車重量税5,000円、継続検査手数料1,700円(だったと思う。これだけ領収書が見当たらない)の印紙を購入。さらに自賠責保険の継続手続きを行います。自賠責の保険料は4月から値下げされるので「あらら」と思っていましたが、今回の継続にも4月からの料金が適用されるとのこと。前回20,150円→13,400円で済みました。

 今回の車検にあたっての総費用はこれらの合計20,165円です。
 書類が揃ったら隣の陸運支局へ移動。まず、各書類に記入をするのですが、鉛筆で書かないといけないものが1枚、残り2枚はボールペン記入です。鉛筆はそこそこ置いてあるのですが、ボールペンがあんまりなかったので、自前の筆記用具があれば良かったという点が次回への課題です。

 記入が終わったら書類を提出しますが、すぐにチェックが終わり
 「じゃ、検査へ行って下さい

 検査場は陸運会館のすぐ隣にあるのですが、車両ではぐるっと回って行かなければなりません。初めてなので移動する前に検査の様子を見学し、その後移動です。
 四輪のラインは待ちの列が出来ていましたが、二輪は数台のみでした。

 写真をクリックすると大きな写真にリンクします。
 二輪検査ラインの様子。
 このテスターの上で、メーター・前後ブレーキ・光軸の検査をします。
 光軸の検査はどうするのかと思っていましたが、このように横からにゅーっと機械が出てきて勝手にチェックしてました。
 いよいよ私の順番となりました。若い検査員の方が近付いてこられ、
このバイクのメーターは前輪ですか?後輪ですか?
と聞かれましたがわかりません。
わかりません。前輪じゃないですかね
といい加減に答え、前輪をローラーの上に乗せます。左足でスイッチを踏んでおき、40km/hになったらスイッチから足を放すということです。で、ローラースタート!。はい、メーター反応ありません。後輪だったようです。メーターはあとでやり直すということで、次は前後ブレーキです。

 前輪がローラーに乗ったままなので、そのままの状態で再びローラーが回ります。
合図をしたら前後ブレーキを同時にかけて下さい
ローラー上でタイヤが回っているだけですが、多少はふらふらします。両足がついている時はいいとして、フットブレーキを踏むために片足を上げたらバランスを崩さないか、という点が不安だったんですが、中央のタイヤが乗る部分がかなり沈むので全く問題ありませんでした。
 後輪も同様にパス。次は再テスト必須ともっぱらの噂である光軸テストです。

 検査機がにゅーっと出てきます。指示通りハイビームに切り替えてじっと待つのみです。何も言われないところをみると、合格したようです。

 その後はテスターから脱出し、検査員の方が排ガスの測定をし、下回りをハンマーで叩きます。その後ブレーキランプ・ウィンカー・ヘッドライトの確認。最後に車両のサイズですが、ハンドル部の幅のみを計測されました。

 一通り終わりましたが、メーターの再検査が残っています。元に戻って今度は後輪を乗せ、40km/hでフットスイッチから足を放します。これで終了です。バイクを検査ライン端の方に停めて、検査ライン奥にあるプレハブのような事務所に書類を持っていき、ハンコをもらいます。それが済んだら再びバイクを陸運支局の駐車場に移動し、書類を提出すると1分程度で新しい車検証とナンバーに貼り付ける検査標章が発行されました。帰って標章を貼り付ければ全て終了です。陸運会館に到着してから50分で全てが終わりました。
 
車検を終えて
 今回仮にバイク屋さんに車検を頼んでいたら、ついでに、ということで交換時期が間近のフロントタイヤを交換していたことでしょう。あと、オイル交換も必須でしょう。ひょっとしたら冷却水の交換なんかもあったかもしれません。これらは無駄な出費というわけではありませんが、車検に合わせた早めの消耗品交換はある意味無駄とも言えます。代行料も結構かかりますしね。オイル交換の時期や各消耗品の交換時期さえ自分で判断できるのであれば(それを自分でするか、バイク屋さんに頼むかは別として)、車検は自力でするのがいいと思いました。


 2年後の2010年もユーザー車検で検査を通しました。記事はこちらです。あわせてご覧下さい。
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