中九州横断ツーリング 2日目 その2

2008.3.22

九州の中央部を東へ
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 2日目は立ち寄りスポットが少ないため、どこか寄り道するところは、ときょろきょろしていたら、ありました。
 「ふるさと農道 夕日の里大橋」が1km先にあるそうなので、ちょっと行ってみることに。
 阿蘇エリアの北側にあるヒゴタイ大橋とよく似た感じの立派な橋です。ヒゴタイ大橋も農免農道にある橋です。
 だぁ〜れも通らない立派な道。最近ニュースで「暫定税率」とか「道路特定財源」とか話題になってますが、こんな道とか橋の必要性に疑問を感じます。東国原知事が必要性を主張する東九州自動車道よりもこちらの方が必要性が高い、という判断は一体どこで誰がしたんでしょう。

 このわずか1時間後くらいに、これとは比べものにならないほど山奥に、これとは比べものにならない程立派な橋を目にすることになるのでありました。
 橋を見て気が済んだので、再び元の国道へ戻ります。

 国道に出る直前に「うのこの滝」への小さな案内板がありました。以前から度々この名前を目にしていましたし、寄り道の場所を求めていたところだったので、立ち寄ることにしました。

 全くリサーチしていなかったせいもあり、ちょっと寄り道のつもりが非常に素晴らしい滝を発見できた気分でした。例によって独立レポートとしました。
 延岡〜うのこの滝までのルートです。
 うのこの滝を後にし、R218をさらに西へ進みます。今回は高千穂エリアを完全に素通りし、通潤橋付近から農免農道へ入ります。この先にある「鮎の瀬大橋」を目指します。
 こちらの農道は比較的古いようで、道沿いに集落や田畑がちゃんとあり、農道としてきっちり機能しているようでした。
 緑川の深い渓谷に出たところで、突然目の前に巨大な塔のようなものが現れます。
 深さ140mの渓谷を渡る巨大な斜張橋「鮎の瀬大橋」です。こんな山奥にここまで立派なモン作らんでもよかろうもんって思っちゃいました。
 しかも、橋の先は下流側が「当分の間通行止め」です。これでは橋があっても意味がないような・・・。

 本当はこの道を通って、6km下流の内大臣橋を見に行くつもりでしたが、これでは仕方ありません。農道を国道まで戻り、別ルートから内大臣橋を目指します。
 うのこの滝から鮎の瀬大橋までのルートです。
 内大臣橋へのアプローチはなかなか厳しいルートです。
 何とこの道はバス通りだったのでありました。
 バス停のところからは下の集落が見えましたが、肝心の内大臣橋はまだ姿を現しません。
 舗装はかなり痛んでいて、あちこち穴が開いています。
 視界が開けた部分で、何と後方に内大臣橋が現れました。と、言うことはさっきのバス停のところから下に下りる道を行かなければならなかったんでしょうか。

 バス停のところまで引き返し、更に細く厳しいルートを下ります。
 道は狭くて勾配も急でカーブもきついです。
 結構下まで下りてきているはずですが、橋は現れません。「どうもおかしい」と思いつつも、Uターンも不可能なため、とりあえず行けるところまで行ってから考えることにしました。
 「もう、勘弁して下さい」ってな具合になってきました。大型バイクで来るようなところではありません。しかし、バイクが変わっても、こんなところを目指してしまう性分は変わらないのであります。
 先ほどのバス停から見えた、下の集落に辿り着いてしまい、今度は橋が上に見えるという状況です。この時点では
 「橋は見たから、もう渡らんでもよか」
という気持ちになり、再び厳しいルートを引き返したのでありました。
 最初に橋を目撃した地点をさらに進み、国道方面へ進んでいる途中に、ついに正しい橋への分岐点を発見してしまいました。最初だけかもしれませんが、道は広そうだし、せっかくここまで来たのだから、と突入してしまいます。
 内大臣橋への道はかなり走りやすいものでした(このあたりの他の道と比べて)。
 ついに橋へ到着しました。感動もひとしおです。
 こちらはさっきの斜張橋と違って古く、昭和38年に造られたものです。当時の規格では欄干の高さが低かったため、平成11年に追加工事をしたとのことです。それと、元々の色は赤だったそうです。主に森林資源開発のために造られた橋なんだそうです。

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