筑後エリアの気になる未踏ポイントを巡る その2

 2010.5.6

おぼろ(朧)大橋 の巻
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 次の目的地へは耳納連山を越えていくんですが、いつの間にか道の駅くるめが出来ているではありませんか。できたばかりだと思ったら、もう3年も経っているんですね。

 ここから先はお店はおろか、コンビニもないエリアが続くので、お昼も近いことだしホットドッグを買っておきます。
 耳納連山は草野からの県道798で越えていきます。発心公園までは行ったことがありましたが、その先峠越えができることさえ知りませんでした。
 ひとつ東側の県道70号(かんかけ峠)も通ったことはありませんが、非常に厳しいルートという評判はよく耳にします。こちらも似たようなものかと思いきや、比較的快適でした。確かに地図で見てみると、くねくねの度合いが違います。
 山藤があちこちで綺麗に咲いていました。
 峠越えの部分は耳納スカイラインをまたぎます。
 途中に耳納大橋を経由して県道800号へ続くルートへの分岐があります。耳納大橋まで寄り道します。
 奥阿蘇大橋を彷彿とさせる立派なアーチ橋です。こんなマイナーなルートなのに・・・費用対効果ってどんなもんなんでしょ?。ちなみに先ほどの分岐からここまでの往復と見物に10分ちょいかけましたが、通行車両はゼロでした。

 未舗装の旧道があり、頑張れば橋全体を眺められるかな、と200mくらい進みましたが、断念しました。
 分岐に戻り、さらに下るとすぐにおぼろ大橋がどーんと見えてきます。こちらは耳納大橋と違って一時期全国的に大変有名になりました。地元では「誠橋」とも呼ばれる、超大物道路族議員の力でできたという、無駄な公共事業の典型とされる橋です。

 通行車両と言えば、耳納スカイラインからここまででもクルマ1台見ただけでした。草野からここまで合わせても4台だったかな。
 まっすぐ行くとおぼろ大橋、左へ下るのが旧道です。
 橋のすぐ横に脇道があり、少し行くとふるさとわらべ館という、小さな道の駅なんかより相当立派な施設があります。駐車場貸し切りです。
 なぜか駐車場の脇に土俵があるんです。使われるんでしょうか?
 建物の前の広場は草スキー場になっています。レンタルのそりが売店にありましたし、竹馬も置いていました。子供が遊ぶ場所というコンセプトみたいですね。そのこと自体が謎です。
 この壁画、版権関係は大丈夫なんでしょうか?

 などと思っていたら、店内に宮西達也氏の絵本がたくさん並んでいました。この施設運営メンバーに宮西さんの熱心なファンがいることは間違いなさそうです。

 さらに調べてみると、今年の建国記念日に宮西さん本人がここに来られて、サイン会などが開催されたようです。だったら間違いなく公認済みでしょう。
 もっと小さい売店くらいかと思っていましたが、食堂(自称カフェ)もありました。営業時間のはずですが扉は閉じたままで、「準備中」の札が出ています。ホットドッグ買ってきて正解でした。


 この後、老夫婦が来ていて、食堂も休み、売店にはお弁当類もないので困っていました。
 売店は地元の特産品というよりも、スナック菓子とちょっとしたおもちゃが中心です。やはり主役は子供ということなんでしょう。
 こちらがイベントをするスペースのようです。

 この日は平日でがらーんとしていましたが、毎週日曜にはいろんなイベントをやっているんですね。ちなみに昨日のこどもの日はオカリナ作り、その前2日間は緑茶パフェと緑茶クッキー作りがあったようです。そんな時は親子連れがどーんとやってくるんでしょうかね。
 しかし、平日のおぼろ大橋周辺は静寂につつまれております。私は橋を眺めながらベンチでホットドッグをかじります。さっきの老夫婦はどうしたかなぁ。
 さて、橋の方に移動します。ふるさとわらべ館入り口の向かい側はこんな広場になっています。ここも休日は賑わうんでしょうか?
 橋の上は歩道も広々としています。

 立派な橋と立派な道ですが、黒木町方面へ下るには橋を渡ってすぐ左に脇道を下って、県道をたどります。
 では、この立派な道は何のためにあり、どこにつながっているのか?

 ちょっくら探検してみましたところ、橋から2kmは立派な道でした。途中に一カ所集落がありました。2km先の製茶工場のところから以前からあると思われる細い道につながっていました。

 帰って地図を見ても、余りにも細く複雑なので地元の人以外が通ることはほとんどないのではないでしょうか?
 耳納大橋もそうですが、この橋が出来てどこの人がどこに行くのが便利になったのか、地図を眺めても、実際に通ってみてもよくわかりませんでした。
 無駄な公共事業と言われた朧大橋。確かに優先順位の付け方は大きく間違っていると思える上に、オーバースペックであることも間違いありません。
 しかし、このあと額は小さいでしょうが無駄以外の何物でもない公共施設を目にすることになるとは、この時点では全く想像も出来なかったのであります。

 ここから上陽町までは一本道で、その後黒木までもすぐではありますが、慣れないということで、ナビをセットしようと思ったのですが、本体とケーブルは持ってきていますがバイクに取り付けるのに必要なアタッチメントとネジを忘れていました。ナビを必要とするようなツーリングは久々だったもので。仕方なくナビの電源を入れた状態で、タンクバッグ代わりの、コンビニフックに引っかけたセカンドバッグに入れておき、不安になったら取り出して見る、という風にしました。走行しながらの確認はできませんが、まぁ地図と同じような使い勝手です。
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