3〜4日目

  

気比の松原  気比神社  メタセコイヤ並木  白髭神社
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昨夜もぐっすりとよく眠れました。目覚めたのは6:30。朝食をとり、準備をして8:00に出発。ガソリン残量が気になるので、街中で給油をしておこうと思っていたのですが、ガソリンスタンドを見かけることなく町外れになってしまいました。まぁ、寄り道をしなければ敦賀まではもつでしょうから、何とかはなるでしょう。

写真は出発後5分程度の場所ですが、このあたりも道路冠水したようです。
あらかじめわかってはいましたし、R162の電光掲示板にも通行止めの旨が書かれてもいましたが、行けるところまで行ってみようと内外海(うちとみ)半島のエンゼルラインへ。

意外にも料金所(跡)手前まで来られました。

これだけ通行止めの情報が出ているエンゼルラインではありましたが、ここにいる数分の間だけでも車が2台やってきて、本気でがっかりされておりました。

ドギーさん情報によれば、この道は大したことなさそうなので、そう気落ちすることもなく先へ進みます。そんなことより給油です。
R162はその後こんな快走路になります。しかも貸し切り状態です。
と思ったら、こんな区間もあります。


結局ガソリンスタンドを見かけることもなく、三方五湖エリアまで来てしまいました。このままレインボーラインに突入した場合、敦賀までたどり着けない可能性が高いので、まずは給油を最優先すべく、そのまま敦賀方面へと向かいます。

途中にあった土産物店でガソリンスタンドのことを尋ねると、4〜5km先にあるとのこと。おかげで無事に給油を済ませることが出来ました。残量はおよそ1Lでした。燃費は37.8km/L。
満タンになったので、レインボーラインの西側入り口へと戻ります。写真はR162ですが、横の植え込みのかなり上まで水に浸かったことがわかります。
R162を離れてレインボーラインへと向かう途中、こんな舟屋を見かけました。
途中にあった展望駐車場にて。観光用という感じの場所なんですが、釣りをしている人だらけでした。
湖は昨日見た神戸港と同じように薄茶色に濁っています。
そしてレインボーラインへ。

全く心の準備が出来ていなかったので、結構ショックでした。その一方で五老岳、エンゼルラインに続く3回目なので、「あー、やっぱりか」という気分でもあり。
ちょっと引いたアングルだと、道路脇が仮の(?)土砂置き場になっているのがわかります。

本当に福知山以降、忘れた頃にポツリポツリと土砂が積まれた場所を見かけます。あと、冠水したことを示す薄茶色に染まった路面も。
エンゼルライン、レインボーライン共に行けなかったので、ずいぶん時間のゆとりが生じてしまいました。東尋坊は無理でも越前岬くらいまで行っちゃおうかと、しばし地図とにらめっこをして悩みましたが、敦賀以降は往復コースになるし、どうせ今後敦賀から先には改めて行くことになるだろうと考えると今ひとつ気持ちが盛り上がりません。

とりあえず敦賀まで行ってから改めて考えることにします。

敦賀まではR27で直行はせずに、敦賀半島を半周する県33でぐるっと回ります。
県33は美浜原発やもんじゅ方面へ向かう県141と分岐します。原発までは2kmということだったので、ちょっと行ってみることにします。

その途中にあった海水浴場(たぶん竹波海水浴場)。ここには釣りをしている人がかなりいました。私は釣りをしないのでよくわかりませんが、釣りといえば磯とか岸壁とかいうイメージです。砂浜なのにこんなに釣り人がいるというのが何とも不思議な感じでした。いわゆる釣りガールも見かけました。
美浜原発はJ字状の半島にあり、入り口から橋を渡っていくようになっていました。

同じ敦賀半島の東岸側には敦賀原発もありますが、この半島は東側が敦賀市、西側が美浜町になっているためにこういうことになったんでしょう。
敦賀半島の東側を南下し、敦賀の市街地へと向かっていると、気比の松原が見えてきました。
松原手前にあった赤い欄干の橋。ここには一体何人釣り人がいるんだ?ってくらいでした。福井の人ってどれだけ釣り好きなんだ?
気比の松原内の道。やっぱり虹ノ松原と雰囲気は似ています。そりゃ当然ですが。
せっかくなので、砂浜に出てみました。恐らく台風の際に打ち上げられたであろうゴミがいくつもの山となって積まれていました。

そしてここにも数多くの釣り人が。よくよく見てみると一人で何本も釣り竿をセットしている人もいるんですね。

福井県人の釣り好き、確定です。
時刻は11時ちょい前なので、ちょっと気になった旧敦賀港駅舎へ。移築したのではなくレプリカだそうで、中は資料館になっています。
裏手は海で、公園になっています。

これまでの流れからして、この光景に違和感を感じませんか?そう、釣り人が一人もいないんです。

その理由はポインタONで。
奇しくもほぼ開店時刻に敦賀名物ソースカツ丼の有名店である敦賀ヨーロッパ軒本店に到着することができました。

開店直後にも関わらず駐車場はかなりの広さがあるにも関わらず半分以上が埋まっています。どうも開店を店の前で待っていたお客さんが流れ込んだ直後だったようです。

店内に入ると最初になだれ込んだお客さん対応のために、少しの間放置されましたが、すぐに席に案内されました。
席に着くとき、メニューも見ずに「ソースカツ丼」を注文したので、私の前に入店してからしばらく注文を悩んでいた数組のお客さんよりも早く料理が運ばれてきました。

まず、さすがは有名店だけあり、とんかつの美味しいこと。もちろんソースも。それと、ご飯の量が多くて驚きました。頑張りましたが3〜4分の1ほど残してしまいました。

また行く機会があったら、チキンカツ・とんかつ・ミンチカツがそれぞれ乗ったミックスカツ丼も魅力ですが、ミニカツ丼(ご飯小、カツ2枚)にカツひとつプラスでトッピングというのがいいかもしれません。

かなりヘビー級なのに、カツ・ご飯共大盛りでオーダーしている人がいました。チラ見したら、ご飯が丼の淵よりも上まで盛られていて、さらにその上にカツが4枚も乗っていました。
敦賀の中心部ですが、街中はこんな感じ。とにかく人をほとんど見かけません。
気比神社前の道はちょっぴり活気があるような・・・。


ちなみに気比神社の駐車場は鳥居のちょうど反対側の道から入ったところにありました。
気比神社の余りにも立派で存在感のある鳥居。
参道をまっすぐ進み(思ったほど長くない。と言うより意外と短かった)、左へ向くと拝殿があります。
参拝を済ませて、交通安全ステッカーでも買っていこうかと思いましたが、何てことないデザインだった上にマグネットタイプしかありません。普通のお守り買っても仕方ないし・・・と思い付いたのがこれ。今、巷で静かなブームになっているらしい御朱印集めをするための台帳です。

昔、ディスカバー・ジャパンの頃の国鉄時代に、あちこちの駅でスタンプを集めていたのの神社仏閣版ですね。
台帳は御朱印込みで\1300でしたから、実質\1000です。

日付の欄が空欄になっている印刷で、日付のみその場で書き込んでくれました。

だからと言って、今後御朱印集めとかするんだろうか?でも、割と神社へ行く機会は多い方だし・・・。でも社務所自体がなかったり、あっても人がいないようなマイナーすぎる神社に行くことの方が多いんだよなー。ま、いいか。
時間にゆとりはありますが、琵琶湖周辺とラストの西宮でゆったりと時間を使うことにして、琵琶湖へと向かうことにしました。


写真は気比神社横の交差点なんですが、とにかく人がいないんです。人を複数見たのはヨーロッパ軒と気比神社だけです。
R8の市街地部分ですが、この道、路側帯部分が駐車場になっているため、左側車線を走っているとふいに車が出てきてめちゃめちゃ怖いです。だから左側が空いていたわけか。
その後R8はR161と分岐して琵琶湖西岸へ。

主要国道なのに、車種によっては離合さえできないこんなトンネルがありました。上を走るのはJR北陸本線です。
そして滋賀県との県境を迎えます。滋賀県自体は2ヶ月前に初めて行きましたが、バイクでは今回が初めてです。


今日は昨日ほど暑さを感じません。暑い時間帯に山間部を走っているせいか、さほど気温が上がってないせいかはわかりませんが、快適なのはありがたい限りです。
琵琶湖まであと1kmちょっとのところにある道の駅マキノ追坂峠でちょい休憩。車とバイクがいっぱいでした。店内は割と普通の野菜直売所といった感じでした。レストランの方も賑わっていました。
道の駅を後にしたら、そのままR161を進まずに、ぐるっと遠回りをして再びR161に合流する県287へと入ります。

ここもドギーさんお勧めのルートなのでした。
これのことか! と感動したメタセコイヤの並木。

何ともいい感じの場所で、しばらくうろうろしていたんですが、品のないうるさいハーレーのおかげで興ざめでした。停めるならエンジンも止めればいいのに、2台ともずっとうるさいアイドリングのまま。

写真はハーレーが去り、静寂が訪れた後のものです。

そう言えば、さっきの道の駅もうるさいハーレーが多かったんです。このあたりなのか近畿圏なのか、九州に比べてうるさいハーレー率が高いように感じました。景色を愛でる場所には来ないでほしいものです。
時間があるので、R161を離れ、琵琶湖沿いにある道の駅しんあさひ風車村へ。

2ヶ月前に見た琵琶湖は南の方だったので、対岸までの距離が短かったですが、北の方は本当に対岸が遠いです。
湖周道路もいい感じです。ただ、湖が見える部分というのは意外にも部分的でした。
どういうコンセプトかはわかりませんが、とにかく風車が数基ありました。

ここの道の駅もバイクが多く来ていましたが、ハーレーはいませんでした。その代わりにプチ珍走団という風情の若い衆がいましたが、下品ハーレーよりはよっぽどいいです。

この後R161バイパスに戻り、南下を続けます。
順調だったR161ですが、ついに大渋滞に遭遇しました。この部分の渋滞情報は入手してましたし、その後神戸に向かう名神高速の渋滞も心配だったので、時間のゆとりはいくらあってもいいように思ってましたが、それが現実となってきました。
海沿い国道にある白髭神社へ立ち寄ります。

右折で入り、右折で出るのは至難の業のはずですが、渋滞のおかげでなんとかこなせました。
白髭神社の鳥居は琵琶湖内にあります。この写真を撮るために琵琶湖側に道を横断したんですが、戻るのには相当の時間を要しました。道を渡らずに写真を撮っている人も結構いました。確かにそれが無難です。

鳥居周辺にはジェットスキーの人が集っていました。
先ほど買った御朱印帳が早速活躍します。初めて頂く御朱印です。当たり前ですが神職の方の直筆です。
神社を後にし、名神高速へと向かいます。まだあと40kmくらいあります。そして、渋滞も続いているため、ひたすらすり抜けます。
このあたりはすり抜け不能エリア。先の状況がわからないので、ちょっと不安になります。
と思いきや、いきなり高速道路のような自動車専用道になり、快適に流れ始めます。
ホッとする間もなくまたもや渋滞。


高速に上がる前に、道の駅琵琶湖大橋米プラザに立ち寄ろうと、一旦バイパスを下ります。下りたところにあったコンビニでドーピングをして先に進みかけましたが、道の駅への道も渋滞。2ヶ月前に行ったところだし、そこまでして行くほどでもないのでR161バイパスに戻ります。
その後は渋滞することなく京都東ICへ。
そして名神高速へ。

神戸港到着が早くなりすぎそうなので、桂川PAと吹田SAでゆっくりしながら西宮ICで下道へ。

ここから小学校1年生の頃1年半だけ住んでいた夙川周辺を探検しに行きます。引っ越し以来40数年ぶりです。
まずは阪急夙川駅。こんなロータリーはなかったはずです。駅前にドーンと大きなビル(下はお店で上がマンション)があり、駅前の道が車でびっしり。もはや全く知らない世界になっています。

ただ、夙川にかかる橋から駅を眺めると、駅自体は当時とあまり変わらないように見えました。
駅から当時の社宅への道はちゃんとたどれました。そこまで大きな変化はありませんでしたが、こんなに細い道だったかというのは驚きでした。

そして、社宅前に出た瞬間、この空間のみほぼ変化なしということに衝撃を受けました。集団登校の集合場所であり、遊び場所でもあったブロック積みの倉庫がそのまま残っていたのを見た時は、正に気分はタイムスリップでした。ただ、当時の昭和40年代には棟と棟の間は完全な空き地で子どもの遊び場でしたが、今は駐車場になっていました。住民の方と少し話をしましたが、近々再開発されるんだそうです。その前に見られてよかった。
そして、入学から1年間だけ通った小学校へ。

新しい洒落た正門が出来てはいましたが、旧正門はそのまま残っていました。校舎も洒落た感じの物に変わっていました。そして、想像はしていましたが、それ以上に狭く感じた校庭でした。当時のイメージではとてつもない広さでしたから。

たった1年半の西宮市民でしたが、当時はすっかり関西弁になっていました。転校先の東京の大井町ではしばらくの間、普通にしゃべっていても周りが笑ってましたんで。
小学校の正門前で目的地(六甲アイランド)をセットし、完全にナビ任せで走っていましたが、何となく様子がおかしいような・・・。止まって確認すると一般道優先なのに阪神高速に乗せようとしている上に、えらい遠回りをして、素直に下道を進んだ場合のルートに戻るという案内をしてました。気付いたのは南芦屋浜という場所でした。そこからはルート案内をやめ、R43に戻ってから何とかフェリー乗り場へ。六甲アイランドへの道はわかりづらくて死にそうでした。何度直前で進路変更をしたことか。

あれだけあった時間の貯金をかなり使ってしまい、到着は19時近くになっていました。
3日目のルートです。走行距離は280kmでした。
チケットを購入したら数分程度で乗船の案内をされました。

ハーレーが1台一緒でしたが、久々に「品のある」ハーレーで心が洗われる思いでした。
帰りは二等A個室がとれました。わずか\1200の差ですが、テレビはあるし、いちいち貴重品を持ち歩かなくていいし、飲み食いも記録もゆっくりできるし、いいこと尽くしです。

ただ、窓がないため、朝明るくなっていることに気付かずに寝過ごしてしまう可能性はあります。6:30に目覚めて事なきを得ましたが。
新門司への到着は予定通り8:30。車両甲板に下りてくると、行きとは全く違ってがら〜ん。
降車する順番も普通はきっちりと仕切られるところですが、「準備の出来た方からどうぞ」てなアバウトな具合です。

港をスタートしたのが8:31。新門司ICから九州道へ。福岡IC着が9:25。そこからは下道で10:00きっちりに帰り着きました。

4日目の走行距離は86km。

4日間の総走行距離は746kmでした。


今回は通行止めで行きたいところに行けず、やや消化不良気味ではありますが、往復フェリーでの近畿圏ツーリングができたので、いよいよ念願の紀伊半島ツーリング実現が近づいてきた気がします。その後は敦賀から先、能登半島までは行ってみたいです。
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