|
日田ICを予定より5分遅れで出て、R212を中津方面へ向かいます。途中14℃という気温表示が出ていました。フリース&インナー着用でしたが結構寒く感じました。5月なのにグリップヒーターがありがたい。
このルートを通るのはずいぶん久しぶりです。途中、道幅が広くなっていて登坂車線が設定されている箇所がありました。私の記憶ではなかった部分です。あとは、以前よく買っていた手作りハムの店がつぶれていたりとか。 |
|
耶馬溪エリアは阿蘇エリアと共に一昨年夏の九州北部豪雨で大きな被害を受けた所です。もう1年近くになるわけですが、写真のような生々しく被害を物語る箇所も残っていました。 |
|
一番被害が大きかったとされる青の洞門駐車場付近とさらに上流部分ではいまだに重機があちこちで稼働していました。
たまたまこのレポートを作成している日(5/6)の朝刊に、耶馬溪ダム近くの食堂が1年9ヶ月ぶりに再開という記事が載っていました。八女市星野村周辺も同様、復旧・復興にはまだまだ時間がかかりそうです。 |
|
青の洞門の1kmちょい先から県道697に入り、八面山へ向かいます。アプローチはこんな感じなので、クルマの場合は中津側(海側)からが無難です。
ちなみに八面山という山は日豊線を南下しながら車窓から眺めていると、行橋あたりで見え始めてから宇佐手前で見えなくなるまでずっと、左側が少し上がった台形型をしていて、どこから見ても同じ形ということで八面山という名になったそうです。でも、裏側(耶馬溪側)からアプローチしても、そんな形の山は目立っては見えないので、現実は三面か四面山くらいなのかもしれません。 |
|
平和公園まで1kmくらいの所に分岐があり、その先は2車線の快走路になります。 |
|
中津側からの道と合流するあたりは広く整備されていて、きれいなトイレや野外ステージなどがありました。 |
|
上の写真の少し先からは一気にぐいぐい高度を上げていきます。相当な登りです。
帰り道ですが、ここをチャリで上がってきているドMな人がいました。 |
|
台形の上辺部まで上がってしまえば、道は比較的フラットになります。
しばらく進むと山頂方面(右)と東西展望所方面への分岐があります。まずは山頂方面へ。 |
|
車道のどん詰まりがここ。 |
|
ここから山頂方面へ遊歩道が続いています。周回コースにもなっていて、八面山小池の脇へと出られます。 |
|
歩き始めの部分。 |
|
少し行くとこの表示。道からだと200mちょいでしょうか。 |
|
最後は結構な登りが続きます。 |
|
およそ5分(帰りは3分)で第1展望地に到着。
山頂まで700mという表示がスタート地点にあったので、20分程度で到着できるんでしょう。でも、今日はここまで。 |
|
第1展望地からの眺め(北側)。何てことはありません。 |
|
ただ、後ろ側の巨石の先は切り立っていて、玖珠、久住方面(南)はなかなかのものでした。 |
|
先ほどの分岐まで戻り、東西展望所の入り口までやってきました。ここにはちゃんと駐車場があり、古びたトイレもあります。
車道は少し先の西側展望所まで続いています |
|
道からすぐの所に鳥居があります。箭山(ややま)神社というそうです。 |
|
神社巡りがメインのはずの今回のツーリングで初めての神社ではありますが、全く眼中になかったのと、すぐそこに展望所があるため、参拝もせずに一目散に展望所へと向かってしまいました。
よって、ここは神社訪問箇所としてのカウントはしません。 |
|
駐車場から1分ちょいくらいで東側展望所へ到着。巨石だらけで、その向こうは切り立った崖になってます。
「岩の上には上がらないで」という注意書きがありましたが、やっぱり上っちゃいますね。 |
|
白っぽいですが、海まで見えます。 |
|
西側展望所まで、巨石の脇に遊歩道が続いています。 |
|
やはり1分程度で西側に到着。こちらは柵やベンチ・テーブルもあり、少し広くなっています。 |
|
でもまぁ、眺めは似たような感じで・・・。 |
|
「天空の道」といえば、今や阿蘇の大人気スポットになっちゃいました。通は「たいようさんの絶景スポット」と呼びます。
こちらの西側展望所の脇まで車道が続いていて、そこから車道を歩けばさきほどの駐車場まで戻れます。そちらを歩いても多分1分程度でしょう。 |
|
最初の分岐まで戻り、さらに戻ると夕日を望む丘があります。 |
|
ここにも巨石群があり、その先に八面山大池が見えます。
八面山大池の周囲には遊歩道があるようです。 |
|
さらに戻ったところには「和与石」。 |
|
1分ほど歩いたところにある、これが和与石。
唐の国から戻った八幡大菩薩が、英彦山にいた僧 法蓮と宝珠の授受について争った後、この地で和解した時に御座した巨石なんだそうです。
争い事の相手から、こんな人気のない山奥に誘われたら身の危険を感じそうなものですが、そこでまさかの和解だったとは。いやいや、伝説にリアルさを求めるなんて野暮をいっちゃあいけねぇよ。 |
|
八面山をほぼ下り、最初の分岐を中津側へ進むとすぐに平和公園があります。つつじがきれいです。
昭和45年に日米戦没者の慰霊と世界平和を祈念して造られたそうです。なぜ八面山に平和公園なのかは、昭和20年にこの上空で11機のB29にたった1機で向かい、体当たりし戦死した両国の兵士、その後宇佐上空での空戦がきっかけになっているようです。日本の戦闘機に体当たりされたB29は八面山に墜落したそうです。
詳しくはこちら |
|
少年平和像は左から白人、東洋人、黒人で、世界平和を祈念するものだそうです。 |
|
こんな不思議なアメリカの地図もありました。
帰ってから調べてみると、八面山に散った11名の出身州産出の石を州の形に合わせて地図にはめ込んだものなんだそうです。それぞれの石の裏側には氏名と出身州、州知事名が彫られているそうです。州が10しかないのは、二名が同一州出身だからだそうです。 |
|
キノコのような「恒久平和の火」の石灯籠。八女市星野村にある原爆の火を分火したという説明がありましたが、見たところ火が灯っているようには見えませんでした。よく晴れていたから炎が見えにくかっただけなのかもしれませんが・・・。 |
|
八面山を後にし、宇佐ICへ抜ける広域農道を本当に久しぶりに走ります。前回走ったのはトランザルプだった気がします。 |
|
宇佐神宮へ到着。
父の実家が宇佐だったので、宇佐神宮には何度も来ていますが、裏の呉橋側駐車場へ来るのは初めてです。今回は御朱印が目的なので、本殿に少しでも近い方がいいと思ったのと、呉橋を生で見るのが30数年ぶりだったのでこちら側に来てみたわけです。
駐車場はきっちりと有料でクルマは400円ですが・・・。 |
|
ありがたいことにバイクはこのお値段。しかもバイク乗りの善意に委ねられています。私がここにいる間、10名ほどのバイク乗りがやってきましたが、その大多数がちゃんと料金を入れていました。100円を入れると「ガシャッ」と重たい音がしたので、結構硬貨が入っている感じでした。神社参拝をしようとする人だけに不正をする人はほとんどいないのでしょう。 |
|
駐車場の脇には昔賑わっていたこともあるんでしょう、宇佐八幡呉橋食堂が昭和の雰囲気を残しています。
日差しも出てきて気温が上がってきたようです。ここでフリース&インナーから長袖メッシュへと装備変更。 |
|
子どもの頃見て以来の呉橋に再会。
早速参拝に向かいたいところですが、その前に昼食を。スケジュールが目白押しの初日は最終的に時間がかなり押してしまう恐れがあると踏んで、あらかじめコンビニでおにぎりを準備しておきました。 |
|
さて、参拝です。呉橋から歩いて行くと手水舎の所へ出てきます。 |
|
連休期間中とは言え、合間の平日なので、参拝客はそう多くはありません。 |
|
写真には写っていませんが、本殿はリフォーム中で、足場とネットに覆われていました。 |
|
豊前国一の宮コンプリートです。御朱印蒐集という目的がなければ、再び宇佐神宮に来ることなどなかったかもしれません。そう考えると、今回が生涯最後の参拝になるかもしれません。
宇佐神宮を出発する際、西日本遠征中でたまたま今日大分周辺に来られているダブリン市民さんにこちらの現在地をメール送信しておきます。どこかでチラッとでもお会いできるといいんですが。 |
|
1日目 その2へ |
2日目 3日目 ツーリングindex 禄太郎庵top |