2日目 その2

  

国東半島の寺院めぐり 〜 両子寺 文殊仙寺 岩戸寺 富貴寺 真木大堂
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本来なら尺間山を出たら、真っ直ぐ宿泊地である日出に向かっても早すぎるので佐賀関周辺と杵築をうろうろしようかと考えていました。しかし、明日は台風接近で雨になる可能性が高いので、佐伯ICから高速で一気に国東エリアに向かい、明日の前半にまわる予定にしていた寺院めぐりを出来うる限りすることにしました。
尺間山から佐伯ICの間にGSがなく給油ができませんでした。燃料は十分国東まではもちますが、山中の寺院めぐりへ突入するには少々不安があります。

というわけで、手っ取り早く別府湾SAで給油&昼食としました。

計算上の燃費は20.7km/Lでしたが、セルフではなかったのでかなり手加減した満タンだったでしょうから、実際はいつものように19km/L 弱ってところでしょう。
大分道から日出バイパス〜大分空港道路とつなぎ、安岐IC〜県404〜県34〜県651とつないで久々に両子寺に来ました。

ここはバイクに乗るようになってからCB400SF時代に来たのが一番近い訪問で、総回数は4〜5回くらいでしょうか。
実に安直ですが、ダムカードが一段落して新たに導入するアイテムというのがこれ。寺院版の御朱印帳です。御朱印帳自体は文具店や通販でも買えるようですが、せっかくならということでデザイン的にもいい感じの両子寺オリジナルのがいいと思った次第です。

これまで使ってきた気比神社で買った御朱印帳にでもお寺の御朱印は頂けるんでしょうが、どこかのサイトに「できれば神社用と寺院用は分けた方がいい」と書かれていました。万一断られて嫌な思いはしたくないので、それに従って分けることにしました。
初の寺院での御朱印です。単なる個人的な印象ですが、神社の御朱印は印はともかく、字が残念な場合が時々見受けられますが、寺院の場合は芸術性の高く見えるものが多い気がします。

気比神社で御朱印帳を買った時と同様、寺務所に並んでいる時点ですでに1ページ目に御朱印が押されていて、購入後に日付を書き込んで下さいます。気比神社の字は印刷でしたが、両子寺は直筆でぱっと見にも一冊ずつ違いがわかりました。


ちなみに浄土真宗のお寺には御朱印はないそうです。両子寺は天台宗です。
何度も来ている所ですが、せっかく10年以上ぶりに来たので少々時間が気になりながら奥の院まで行くことにしました。

奥の院までの石段数は71段でした。
久々に来ましたが、何も変わらない奥の院。

この後大講堂を経由して護摩堂へと戻りました。護摩堂からの石段は37段でした。
何度も来ている両子寺ですが、山門と仁王像を見たことは一度もありませんでした。さすがに今回が最後の訪問になる可能性もあるので、是非行ってみなければなりません。
よくインターネットや観光雑誌・パンフレットで見るアングルですが、実物はやっぱりいいです。何で今まで来なかったんでしょう。
御朱印帳を手に入れたからにはガンガン行きますよ。次は文殊仙寺です。ナビが県道へ導くのを振り切って、前回バイクで通った細くてクネクネの道を選択。両子寺から22分で到着。

ここは多分3回目の訪問です。こちらも天台宗です。
ここの石段はもっと延々と長かった印象ですが、何しろ今日は400段を見た後ってこともあって「こんなもんだったかな」という感じがします。
駐車場から山門まで240段
山門脇にある本堂へ伺い御朱印をお願いすると、割烹着姿の女性がさらさらと書いて下さいました。ご住職の奥さんなのでしょう。

両子寺は多くの参拝者がいましたが、こちらはいつものように少なめで、私の他に二組くらいでした。
山門から奥の院まで84段ありました。合計で324段です。

そろそろ、今日上り下りした石段数の合計を計算したくなってきました。
文殊仙寺の4km先に岩戸寺というお寺があり、ここの仁王像もいい感じらしいので、寄ってみました。情報通りとてもいい感じです。

こちらも天台宗です。
参道の先にはお寺なのに鳥居があります。この先に六所権現という神社があるようです。この時点では全くこの先に行く気はありませんでした。
本堂も、その横の住居部分も戸が開いたままですが、人気がありません。大きな声で呼びかけてみても、インターホンを鳴らしても反応なし。残念ながら御朱印は頂けないようです。
何となく心残りだったので、六所権現の方に上がってみることにしました。
講堂は修復工事中でした。ネットで画像を見たら実に味のある佇まいだったので残念でした。
そして、国指定重要文化財の国東塔。写真では見たことがありましたが、大きな石の上に立てられているというのは知りませんでした。

このすぐ脇にある古い案内板には「国宝」と説明されていましたが、どうも重文というのが正しいようです。
その上にある薬師堂。
薬師堂の脇の崖は寺院でよく見られる岩屋状態です。危険防止のためか、ガードが設置されています。
さらにその先にある六所権現。

ここまでの石段数は144段でした。
ひょっとして、と思って帰りにもう一度本堂横の住居の方に歩いて行くと、おばあさんがいたので、御朱印を頂けるかを伺ってみたところ、
「今日はここで結婚式があって、その後みんな出かけて留守にしちょるんよ。ちーっと字がおかしいかもしれんけど、それでもよければ」

と御朱印を頂くことができました。


今日中に両子寺から岩戸寺まで半島北部の三寺院にまで来ることができ、上出来です。でも、この時点でまだ15時過ぎ。距離的に考えても富貴寺はまだ間に合いそうです。そうと決めたら即出発。
富貴寺到着は15:45。16:30までだった拝観時刻に間に合いました。まだ他に多くの参拝者がいます。

こちらも天台宗です。
ここも3回目か4回目のはず。
相変わらず美しい佇まいの大堂。
富貴寺の御朱印と字はひときわ独特です。
5kmしか離れてないから行っちゃえ!と真木大堂にも来ちゃいました。ここにも10名以上の参拝者がまだいました。
ここでも御朱印を頂くことで来ましたが、真木大堂は寺院というより、馬城山(まきさん)伝乗寺(約700年前に火災で消失)の跡地に国の重要文化財である仏像を大堂に収めている場所です。神社でも寺院でもなく、お堂であっても御朱印が頂ける場合もあるってことです。

国東エリアで行く予定にしていた五つの寺院全てをまわることができました。早く出発し、無駄なく行動したたまものです。
まだ明るさが残っているので、日出に向かう前に杵築に寄ってみました。ここも安岐町へ通う度に通ってはいるんですが、街中の観光エリアに入り込んだことは一度もありませんでした。

まずは北台武家屋敷の通り。もう17時を過ぎているので門は閉ざされていて見学はできません。
その先にある勘定場の坂。ここは誰もいませんでした。
そしてこちらが一番メジャーな志保屋の坂(手前)と酢屋の坂。17時を過ぎているというのに、結構まだ観光客が残っていました。たくさん写真を撮りましたが、最後の最後にようやく無人状態で撮れました。
杵築のマンホールはかっこいいカブトガニデザインです。
暗くなってきたので酢屋の坂を戻って、日出の宿に向かいます。
宿到着は17:45。走行距離は304kmでした。

二日目のルートです。


さて、今日歩いた石段をまとめてみましょう。

 尺間山 395段
 両子寺 71+37段=108段
 文殊仙寺 84+240段=324段
 岩戸寺 144段

これだけを合計しても971段。
尺間山では石段にたどり着くまでにも多分200段近くの階段があったと思いますし、カウントされていない二つの寺でも数十段の石段はありましたから、今日だけで1000段を超える石段を上り下りしたことになります。一日がかりだったとは言え、我ながらよく歩いたもんです。

夜のニュースでも台風の状況に大きな変化はないようですが、当初の予想より若干遅めになっているようです。運が良ければ明日の午前中くらいは降り出す前に行動できるかもしれません。高塚地蔵尊は傘を差してでも行けそうですが、リフトに乗らなきゃならない羅漢寺はもし雨ならパスしようと思います。
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