3日目 若狭・丹波編

三方五湖レインボーライン 若狭彦・姫神社 神宮寺 鵜の瀬 出雲大神宮 府民の森ひよし
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朝は予定通りの7:40に出発。先週は福井の最低気温が13℃とか14℃だったので心配でしたが、どんよりと曇っていたせいでそんなに寒くはありませんでした。道路沿いの気温表示も18℃でした。


三方五湖のひとつである久々子(くぐし)湖にて。
そして2年前に豪雨被害のため通行止めとなっていて涙をのんだレインボーラインへ。
そして料金所。なぜか通行料金半額キャンペーン中だったため、730→370円となっていました。朝8時から通行可能ですが、リフトや売店の営業は8:30からとのことでした。

前回とは逆の日向料金所からのアプローチです。
ぐいぐいと高度を上げていったかと思うとすぐ右手に絶景が。五湖のひとつである日向(ひるが)湖です。
さらに進むと日本海も見えてきます。
さすがは観光有料道路、道はきれいです。
そして8:35に山頂下駐車場へ到着。

レストハウスと売店があります。
早速リフトで山頂公園へ。往復800円也。
長さは短いものの、迫力の見下ろし感。
山頂公園はこんな感じ。ここにも売店(ソフトクリームとかポップコーンとか)があるのには驚きました。
絶景です。しかも実に空気が爽やかです。
東側は逆光です。

今やちょっとした観光地ならどこにでもある恋人の聖地。ここも例外ではありませんでした。向こう側は水月(すいげつ)湖、さらにその向こうが菅(すが)湖です。
南京錠は400円で販売されています。
これから下りる西側のレインボーライン。
NHK朝ドラ「ちりとてちん」のロケ地のひとつ、「かわらけ投げ」の場面はここ、梅丈岳です。
こうやって売られていたのかぁ。(感慨)
1枚100円なり。

鉛筆があるので、それで願い事を記入して湖の方向へ投げるんだそうです。カミさんに実物を見せるべく、1枚購入して投げずにお持ち帰り。
こちらは西側の日本海。
レインボーライン入口案内板にあった、西側からのリフトは今は運行していないようです。
洒落た茶店もあります。
東側の展望台へ。

この1枚を撮影したとたんデジカメの電源が切れました。上がって来る時点ではバッテリー満量表示だったのに。純正じゃない方が入っていたので突然のダウンもあり得るわけです。大体撮りたいところは撮った後だったのは不幸中の幸い。サブカメラや予備バッテリーはバイクに置いてきてしまっていたのでどうしようもありません。どちらかは持ち歩くようにするという教訓となりました。
展望台から撮りたかった東向きの景色は、リフトを下りてバッテリーを入れ替えてから駐車場から撮りました。

駐車場からでも結構な絶景が臨めます。
たっぷり絶景を満喫したので西側へと下って行きます。
そして西側の海山料金所へ。
2年前にゲートが閉じていて愕然となった現場へと舞い戻ってきました。

ポインタを当てると2年前に
その後、R162の海沿いルートで小浜へ。

途中に、前回通行止めで走れなかったエンゼルラインがあり、当初の予定では行くつもりでしたが「大したことない」という情報を頂いていた上、京都エリアで行きたい場所が増えてしまったためパス。

また、前回営業時間外で行けなかった「箸のふるさと館」へは買う気満々で立ち寄ったのですが、やっぱり一番欲しいと感じるのは見慣れた前回買ったやつなんです。いやいや、よく見れば他にいいのもあるだろうと、結構じっくり見たんですが、今使っているやつ以上に欲しいと思えるものがなく、そのまま店をあとにしました。
駅はすぐそこという商店街なのに、人の姿がほとんど見られません。寂れた地方都市なんだなぁと思っていたら・・・
前回通っていない、東小浜の方には全国どこにでもあるチェーン店などがずらり。昼食時には満員で王将には入れなかったし、すき家も入ってすぐ入店待ちが出ていたし、マックにはドライブスルー待ち渋滞が発生していました。小浜の中心部は東側のようです。
JR東小浜駅から200mくらいのところにある若狭姫神社へ。

ここは若狭国一の宮である若狭彦神社の下宮です。


BSジャパンの「神社百景」では若狭彦・姫神社を神宮寺と鵜の瀬を含めて報じていました。行ったばかりの小浜ではありましたが、あちこち通行止めで行けなかったこともあり、番組を見てまたすぐに小浜へ行こうと思いました。
社務所の窓が閉じていて、こんなメモが・・・。

現在時刻は10:40。この近くに三ヶ所立ち寄り箇所があるので、その時にまた寄ってみることにします。
御朱印は後ほどということで、まずは参拝を。

鳥居のすぐ先に神門。
そのすぐ先に拝殿と本殿。

拝殿左側の大きな杉は千年杉と呼ばれる古木で、かなりの高さがあります。
別角度で拝殿と本殿。

実に素朴な神社です。
県道35を山側へ1.5kmで上宮である若狭彦神社へと到着。
こちらの神門は下宮よりもシンプルです。
ちょっと山に入っただけなのに、ずいぶん下宮とは雰囲気が違い、何とも言えない神々しさがあります。
手水は沢からの水を竹筒を通して引いてきています。

社務所もありません。これまで参拝した一の宮の中で最も素朴な神社と思います。あえて言えば対馬の海神神社がやや近いかもしれませんが、こちらの方がとにかく素朴です。

彦神社の御朱印は姫神社で頂きます。
彦神社からさらに1kmほどで神宮寺の仁王門があります。鎌倉期末期のもので重要文化財です。
仁王門の先に真っ直ぐな参道が延びています。

しかし、駐車場はまだ先にあるので、そこまではバイクで移動します。
そして神宮寺の参拝口へ。参拝料は400円也。
神宮寺の本堂。靴を脱いで上がることができます。


神宮寺は奈良時代に元正天皇の勅願により若狭彦神社の神願寺として開かれたという、とてつもなく歴史のあるお寺なのです。そして、若狭彦神社と縁があるせいなのか、お寺なのに紙垂(しで)付きの注連縄が掛けられています。これは非常に珍しいと思われます。また、本堂内で二拍一礼でお参りをするのもこの寺だけということです。

この若狭の地より遠く奈良の東大寺二月堂へ「お水送り」神事が行われるお寺でもあります。
何とも厳かな境内。

やっぱりお寺は山寺に限ります。
 参拝口の近くに茶室があります。
本堂前を通り過ぎて進むと「閼伽(あか)井戸」と呼ばれる建屋があります。

伝説によると・・・

その昔奈良で神様の会合が会った際、若狭の神様(この地を拓き、国造りをしたとされる祖先)である遠敷明神(若狭彦命)は釣りをしていて遅れてしまい、そのお詫びとして、本尊に供えるお香水を送る約束をしました。すると、奈良東大寺の二月堂の下から、白と黒の鵜が飛び立ち、きれいな水が湧き出したということです。その井戸は「若狭井」と名付けられています。
国造りをするような神様でも釣りで大事な会合に遅れてしまったんですね。日本の神様って全知全能ではなく、実に人間っぽいところが好きです。


中はこんな感じ。

お水送り神事の祭、ここの水を3月2日にこの先にある鵜の瀬に流すと、10日後の3月12日に東大寺の若狭井に到達すると言われています。
御朱印を頂きました。

今回の旅で唯一のお寺です。
そして、お水送り神事が行われる鵜の瀬は神宮寺からさらに2kmほど。
最初の鳥居の先にすぐ二つ目の鳥居。
そして、そこに流れている遠敷(おにゅう)川。遠敷明神は若狭彦命の別名でもあります。


時刻は11:45。姫神社の宮司さんは戻ってきているでしょうか。まだなら先にお昼ご飯を食べに行けばいいし。

ということで、姫神社到着は11:52。宮司さんはたった今戻ってきたというタイミングでした。何と若狭彦神社で掃除をされていた男性でした。また、先ほど参拝していたときに御朱印帳を手に参拝していた男性もいました。ずっと待っていたような感じでした。

で、無事に両神社の御朱印を頂けました。
何だか無性に麺類が食べたくなっていたタイミングで王将があったので、昼ご飯は王将の焼そばだ!と張り切って行ったらすでに入店待ちのお客さんが待っています。というわけで、前述の通りすき家へ。

小浜の後、やはり前回通行止めで行けなかった舞鶴の五老岳を予定していましたが、こちらもパスすることに。というわけで小浜ICから舞鶴若狭自動車道へ
対面通行ながら、交通量が少ないので快適です。
綾部PAで小休止。
綾部JCTからは京都縦貫自動車道へスイッチ。千代川ICまで一気に走ります。
千代川ICから県73を東へ。
丹波国一の宮である出雲大神宮です。ここは「大社」と名乗ってしまうとかぶるとは言え、「大神宮」ってのもすごいです。
こちらの石標には「出雲神社」とあります。
鳥居をくぐって正面に拝殿。
そしてその裏に拝殿。
拝殿と本殿。
御朱印を頂きました。

今回の神社参拝はこれでラストです。
本堂の脇から上の宮へ上がる道を辿ってみます。
磐座という神域。裏手の山はご神体山となっていて、あちこちが神域のための立ち入り禁止となっています。
こちらが上の宮。
そしてこちらがご神体山への入口。これより先に立ち入るには、社務所で受け取るたすきをかけて入らなければなりません。ご神体山にも磐座があるようです。

高齢の女性が一人で入って行かれました。
出雲大神宮からR477〜府50とつないで府民の森ひよしへと向かうのですが、このR477の酷道ぶりはなかなかのものでした。しかもバイクと車の通行量の多いこと。

帰って調べてみたら、この道は山越えで大津の琵琶湖大橋へと続いていることがわかりました。
そして府民の森ひよしへ。時刻は15:07、時間の猶予は一時間とちょっと程度です。
ここにはディスクゴルフの常設コースがあるので、ディスクも持たずにどんなコースなのかを見に来たんです。ショートコースはすぐにわかりましたが、ロング・コースが見当たりません。管理事務所の方に尋ねましたが二人とも「???」しばらくあちこち探した後、コースマップ付きのスコアカードをもらいました。

コースマップを睨みながら、ただひたすらにコースを辿り、ロング12ホールとショート6ホールを歩き終えるのにかかった時間がほぼ1時間でした。

コースの詳細はこちら
全ての予定を消化し、後はフェリーに遅れないよう港へ戻るのみ。十分に時間にゆとりはありそうです。
大山崎JCTまでは京都縦貫自動車道。八木本線料金所でとりあえず290円
名神高速を経て、吹田JCTからは近畿道へ。吹田JCTでは本線をまたぐ部分の高くなっているところから太陽の塔が見えました。小学校入学の前年に見て以来です。

京都縦貫道の残りと名神高速が\1150。


また、近畿道の写真の区間は大阪モノレールと併走しています。

近畿道も別料金で\410

で、京都縦貫道の残り〜近畿道までが合計されて阪神高速に入る時に\1560と表示されました。
さらに守口JCTから阪神高速へ。12号〜環状線〜16号〜4号とつなぎます。

阪神高速は料金が表示されませんが、帰って調べたら\930でした。
コンビニで夕食などの買い物を済ませても、出航の110分前、18時ちょうどに南港到着。久留米ナンバーのジレラGP800、仙台ナンバーのハーレーの方としばしおしゃべり。

そう大して待つこともなく船内へと誘導されました。
そして帰りは先月に就航したばかりの新造船「フェリーおおさかU」です。

新車ならぬ新船の匂いがします。
エントランス。


行きとは比べものにならないほど多くのお客さんが乗っています。
展望カウンター。

旧船は共用スペースにイスはあっても、テーブルが少なかったので、飲食に使える場所が多くはありませんでした。ここはなかなか便利です。
テレビラウンジは6Fと7Fにそれぞれあります。
こちらは7Fの展望コーナー。入港1時間前位に奇跡的に一瞬だけ無人の状態になりました。
等級は行きと同じ二等洋室扱いの「ツーリスト」。平たく言えば雑魚寝ルームのひとつ上です。

写真は廊下みたいですが、ここはすでにドアを入っての室内です。中央の通路を挟んでそれぞれ5つの二段ベッドがある20人の大部屋です。ぱっと見はまるでそんな風には見えませんけど。上の段のベッドへははしごを使わずに階段で上がれるのがポイントです。
煙突のデザインは変わりません。
19:50に出航。

新船は笑っちゃう位静かでした。ほぼ無音と言っていい位。また、低速航行の際は振動さえも皆無。速度を上げてからはそれなりには感じましたが、振動はほとんどなく、時々小さな揺れを感じる程度です。


そんな快適な新船だったのに、なぜか帰りは余り眠れませんでした。同室にいびきの激しい人がいたわけではないんですが、旅の興奮状態が続いていたんでしょうか。
3日目のルートです。

走行距離は304kmでした。
定刻の8:30に新門司港へ到着。

二便は朝がゆっくりできます。
お客さんは多かったんですが、思いの外車は少なかったようです。積載スペースが広くなりすぎて、まだまだ余裕ができてしまっているのかもしれません。
皆さん、この後もご安全に。

IC手前のGSで給油をし、高速に上がったらぽつり、ぽつりと時々雨粒を感じましたが、雨具を着るほどではありません。

10:20に帰宅をしましたが、11時頃から家の中で雨音が聞こえるほど降ってきました。寄り道とかしないでよかったよかった。


4日間の合計走行距離は737kmでした。

今年中にもう一度フェリーの乗ろうと企んではいるんですが、果たして実行できるでしょうか。

最後までお付き合い下さりありがとうございました。
当レポートへの感想等をお願いします。
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