原点回帰の 天草・長崎ツーリング 2日目その3

 2010.9.19

無窮洞 ・ 日向の棚田 の巻
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 佐世保への移動中、延び延びになっていた昼食をと、西海橋横のレストハウスの軽食コーナーを覗きましたが、満席でさらにカウンターで並んでいる人が多数いたのを見てさっさと退却。今日は昼飯抜きかなぁという予感。その後カレー専門店を見かけましたが、カレーというような気温ではなかったのでスルーしてしまいました。佐世保まで出れば、ファミレスなり何なりあるでしょうし。
 色んな人のブログ記事で何度も見た、無窮洞へようやくやってきました。
 昭和18年から2年間かけて、生徒達が掘った防空壕です。今の中学生の年齢の生徒達が掘り、小学生は土運びをしたそうです。

 内部はひんやりと涼しいです。
 中には水飲み場や
 明かり棚なんかもあるわけですが、これってどう見ても子供の仕事ではないと思うんですが・・・。

 壁がきれいに平らになっていますが、男子が素掘りをしたあと、女子が仕上げ作業をしたんだそうです。壁以外も仕上げ作業は女生徒担当だったそうで、金槌とノミで作業をしたんだそうです。
 教室としても利用していたのか、教壇もあるんです。

 案内の方の話によると、戦後、教卓の背後の部分(黒板の部分)に幕を張って映画の上映会をしたことがあるそうです。暗幕の必要はありませんからね。
 教卓の造りもすごいんです。単なる長方形ではないんです。後ろの部分にある柱もすごいし・・・。

 ただ者ではない優秀な現場監督兼教師でもいて、2年間の間に有能な職人を何人も育てたとしか思えません。今ならプロジェクトXもんです。
 通路だってこの美しさです。昔はフローリングだっという説明でした。

 教壇に向かって右側の通路です。中央左側に左に入る部屋がありまして・・・
 そこには御真影棚と書庫がある小部屋です。

 さらに右側に小さな通路があり、その先に・・・
 ちょっと他の部屋とは様子の違うところが現れます。

 食料貯蔵庫を作っていた途中で終戦になり、完成に至らなかったそうです。
 この部屋は天井部分も荒掘りの状態のままです。
 食料貯蔵庫の先を右に進むとかまどと調理台があり、中央の階段の先は非常口兼排気口です。
 非常口はこんな感じ。
 調理台横から入り口側へ戻る通路です。最初の主室と並行しています。

 この無窮洞は戦後、映画の上映会などにも利用されたが、その後閉鎖されたそうです。その後平成6年の大渇水の際にはここが貯水池として利用されたそうです。平成14年、佐世保市政100周年記念行事のひとつとして、復元し公開するようになったそうです。
 JR川棚駅前にある、西肥バスのバスセンターです。ここには20年くらい前に台風の日に来たことがあり、それ以来なんです。
 その日、この建物の二階にある「あんでるせん」という軽食・喫茶の店に来たのですが、まだあるのかなぁと来てみたわけですが、健在でした(この日は定休でしたが)。この店は北部九州ではそれなりに有名で、店主がマジック・ショーを見せてくれるんです。私が20年前に行ったときは、クオーツの腕時計の秒針を止めたり、コップの中で別々だったボルトとナットが勝手にくっついてくるくると回って入っていったり、店主に預けたカミさんの指輪が冷蔵庫横の棚にあるキーホルダーに入っていたり・・・。とても不思議な光景を目の前50cm足らずで次々に見せられました。夢心地で店を出ると外は暴風雨で、必死の思いで福岡まで帰ったのも思い出です。
 さすがに空腹の限界を迎え、ついにコンビニでサンドイッチを買いました。今回こそは「大人のツーリング」ってことで、コンビニで買ったものを道ばたで喰うような真似は止めようと思っていたのに・・・。

 まぁ、道ばたではなく、これから向かう棚田でも眺めながらならそれもまたいい・・・としましょうか。
 日向の棚田は県道106号沿いにあります。

 この県道は地図上では行き止まりになっていますが、広域農道を経由して波佐見方面へ抜けられるという情報がネット上にありましたが、今回はそれを確かめるには至っておりません。
 狭い県道の両側に棚田があるわけですが、細い谷筋なので、大きく広がる風景は見られません。
 幅は狭いながら、ひたすら奥行きのあるエリアに棚田は続きます。
 県道をさらに上がると虚空蔵の水という湧き水の水場があります。ここでのんびりサンドイッチをかじるつもりでしたが、道は急傾斜だし、次々と水くみの車がやってきてとても落ち着ける雰囲気ではありません。しかし、もう後がないのでこの裏手でサンドイッチを一気食いしました。

 そして、持ってきていたステンレスボトルを空にして、湧き水をくんだら帰路につきます。
 2日目のルートです。


 唐津で小休止をした以外はひたすら走り、1748に帰着。白鵬の55連勝はリアルタイムで見ることができました。

 2日目の走行距離は309km。二日間の合計は650kmでした。一般道ばかりだったせいか、距離はそうでもありませんでしたが、中身の濃いツーリングとなりました。
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