九州山地縦断ツーリング 1日目その1

 2011.9.23

阿蘇 〜 馬見原バーガー 〜 R265へ突入 の巻
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 2011年秋の1泊ツーリングは昨年同様DINKで行くつもりでしたので、軽量バイクならではのコースということで、九州山地の酷道・険道を走りまくろうと計画していました。宮崎県側のR265はトランザルプを購入してすぐの2001年9月に人吉まで走って以来ですし、熊本県側のR445はまだバイクに乗っていない19年前にカミさんとクルマで行って以来です。その後R265もR445も一部分のみちらっと走ったことはあっても、山中部分を全線走ったことはありません。

 その後ついうっかりFAZEを買ってしまうわけですが、「機動力を、装備せよ。」というキャッチ・コピーの通り、機動力があるわけですから酷道・険道にはうってつけなわけです。しかも高速を使えるので現地での時間を長く使えます。最初の素案段階よりも現地でのポイントを増やした計画に変更します。


 ところがいよいよ今週末が出発だ!という段階になって風邪をひいてしまいました。薬は飲んでいても症状は一進一退。体調と相談しながら計画の変更もあり得るな、と思っていたら、前日に激しい鼻炎を発症してしまいました。余りの激しさに頭はぼーっとして頭痛もするし、とてもバイクで出かけられる状態ではありません。出発を延ばして日帰りにするか、症状が治まれば昼頃出発して宿泊予定地まで直行し、1日分のみのスケジュールにするか、などとどよぉ〜んと悩んでいると20時を過ぎてちょっとだけ症状が治まってきました。予報では最高の天気のようですし、後悔するのも嫌なのでそれから準備をしてさっさと布団に潜り込みました。

 翌朝早起きをしてみると、何とか行けそうな雰囲気です。出発を強行して、とりあえずは阿蘇まで走り、そこから先はそこで決めようということで、栄養ドリンクをグイッと飲んで6:50に出発しました。
 出発後すぐに給油をしたんですが、燃費計算をすると34km/Lでした。2週間前に三瀬周辺を二日連続で走ったときの分です。二日目はS7モードでガンガン走ったんですが、驚くほどのTNPです。
 時間短縮のために都市高速&九州道&大分道で日田へ。朝の冷え込み対策で春秋ジャケット+フリース+インナーで出発しましたが、ちょうどいい(やや寒め)くらいでした。とにかくFAZEの防風性は大したもんで、楽ちんでたまりません。途中で手が冷たくなったのでグリップヒーターも試してみました。小さな幸せを感じられるアイテムなんだと実感いたしました。

 巡航速度はTDMの時より5km/hマイナスくらいで、追い越しは以前よりかなり消極的で、どうしようもないとき以外はしません。
 この日おろしたての新ヘルメットはなかなか快適です。
 日田ICからファームロードへ向かいます。晴れているんですが、前方の山のふもとに雲がへばりついています。ファームロードが霧の中じゃなきゃいいけど。
 ファームロードに入ってもFAZEは軽快に走ってくれます。DINKではちょっと物足りない感じでしたが、「走り」という点でも私には十分です。

 毎年恒例のかかしのお祭りが始まっていました。つい、立ち寄ってしまいます。

 そして亀石峠へ。
雲海キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
  初めて「まともな」雲海を見ました。これまで見た亀石峠からの眺めでは最高です!。涅槃像もくっきり!。

 感動に浸っていると、クルマでやってきたおじさんが、
「このすぐ先のカーブの先でねずみとりやってるよ」
と教えてくれました。

 問題の部分を制限速度の60km/hで走ってみましたが、ファームロードでその速度は異様で不自然でたまりませんでした。
 今回は初めてグリーンロードを経由して下城へと下りてみました。なかなか快適ではありましたが、いつも下っているルートと比べて「こりゃあええわ!」と思えるほどではありませんでした。選択肢が増えるという点ではいいんでしょうが、これも税金で作られたわけですからねぇ。
 で、下城からはこれまた久々のR212で南下です。小国から先のR212はやっぱりいいです!。天気も最高でテンションが上がります。鼻炎も風邪もどこかへ吹っ飛んでしまっている感じです。こんなとこ走って具合が悪くなるならバイク乗り失格の烙印を押されてしまうのかもしれません。
 新しいバイクということで、大観峰詣でをしておきました。まだ9時半くらいですが、結構な数のバイクが来ていました。快晴の3連休初日だけに、これからどんどん増えていくことでしょう。

 ツーレポ初登場のFAZEです。トップケースはDINKで使っていたSHADのSH29をそのまま使ってます。
 絶景なり。

 春とは違って空気が澄んでいるせいか、景色もくっきりです。
 ミルクロードと県道11号を走って城山展望所へ。田植え時期とはまた違った風情なり。

 ポインタON!で田植え時期に

 静岡ナンバーのバイクが3台来ていました。
 箱石峠詣でもきっちりとしておきます。

 Uターンが楽でたまりませんでした。


 それはそうと、お尻が痛くなるはずのFAZEのシートですが、今日は全く感じられません。気分の問題かとも思ったのですが、よくよく考えてみると今日は腰パット入りのツーリングパンツを履いてきているからのようです。確かにバイクを買ってから今朝まではずっとGパンで乗ってましたから。FAZEの大きな欠点がひとつ消えたみたいで、うれしい誤算です。
 ガソリンはまだ半分以上残ってはいますが、椎葉方面へ突入する前に高森あたりで給油を、と思っていましたが、道沿いにはありませんでした。蘇陽か馬見原あたりまでには何とかなるかなと、深く考えずに進んでいくと、R265と井無田高原方面への県道141との交差点付近にGSがありました。ここで満タンなら今日はもう安心です。燃費は36.5km/Lでした。ツーリングの場合は35km/Lと考えて良さそうです。となると、35×12(満タン)=420km。TDMに匹敵する航続距離です。
 ちなみにGSは馬見原にもその先にも結構ありました。
 馬見原へとやってきました。以前、延岡経由で宮崎に行くときにも立ち寄りましたが、そのときは延岡でのチキン南蛮が目的だったので、馬見原橋だけを見物して先を急いだのでありました。

 今回の目的は・・・。
 馬見原商店街とR265の角にある「肉のみやべ」で売っている(はず)の馬見原バーガーです。
 店内に入って聞いてみると、「今作ってますから」とのこと。
 待つこと1〜2分でバーガーの完成です。これは凄い!。バーガー店で出てくるような、正方形が二重になってるバーガー用の袋に入ってきます。店の前にあるテーブルで、鼻の頭までソースだらけにしながら美味しく頂きました。ウェットティッシュも付けてくれるのでその辺は安心です。
 夕食までこれ1個で十分持ちこたえることができました。


 いよいよ椎葉方面へと突入します。
 約3kmある国見トンネルは8年前に国見峠の旧道を走りに行って以来です。馬見原から先になると、交通量が激減しますんで、こんな写真も余裕で撮れました。
 国見トンネルから先へ行くのは10年ぶりですが、以前はトンネルを抜けると割とすぐに道が狭くなったような印象でしたが、快走路はかなり続きます。
 いよいよ国道と酷道の分岐点です。
 いきなり片側交互通行です。いいですねぇ、これでこそ酷道265号です。
 R327との分岐まであと4kmというあたりで左へ折れ、寄り道をします。写真はただ狭いだけの道ですが、酷道から入ってすぐはカーブも勾配も相当きついところでした。
 帰りに寄る八村スギはスルーして、相当上り詰めた大久保のヒノキへとやってきました。

 宮崎のおすすめスポットで紹介しているのですが、写真がへぼくて、いつか差し替えたいとずっと思っていたんです(今回差し替えました)。
 福岡からここまでのルートです。
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