1日目  日奈久温泉  出水箱崎八幡宮・武家屋敷  真幸駅
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今年の大型連休は東京行きでスタートしました。3日間とも晴天に恵まれ、帰ってきた翌日は一休みなさいと言わんばかりの雨。で、その翌日からはまたも晴れマークがずらり。狙い目の連休合間に晴れマークずらりと来れば、そりゃ行くしかないでしょ、というわけであらかじめ立てておいた計画通りにロングツーリング(と言っても2泊ですが)に出かけることにしました。

今年のメインはFAZEになってから恒例の酷道系です。宮崎県内山中路で未踏の部分を攻めに行きます。さらには昨年行ったエリアでの行き残し、気になっている未踏地点を絡めてルートを計画しました。


カレンダーでは平日なので、お仕事へ向かうカミさんをお見送りして、それから出動準備にかかります。申し訳ない気持ちもあるのですが、年に一度ということで勝手にお許しを頂いております。8:40に出発。連休合間の平日ということで車も少なく、都市高速を使うまでもない感じなので、筑紫野ICから高速へ。ただし遠出をする人は多いようで、ICから高速へ入る車が凄く多くて、ICへ右折で入る交差点の信号待ちを4回もしました。

より大きな地図で 九州を小さく一周ツーリング を表示
「九州を小さく一周」というのがイメージしにくいと思ったので、珍しくレポート最初に3日間のルート図を載せておきます。

Google Mapが言うことを聞かず、3日目終盤は実際と少し違いますが、全体としてはほぼこんな感じです。
北熊本SAで小休止をして、八代JCTから八代日奈久道路へ。終点の日奈久ICで下ります。
昨年夏に霧島へ行く途中に立ち寄ったものの、余りの道の狭さにバイクでの再来を期して涙の撤退をした日奈久温泉へ。
まずは肥薩おれんじ鉄道の線路向こうにある温泉神社へ。なかなか風情のある神社でした。
その後、徒歩とバイクを絡めて温泉街を散策しました。

歴史を感じさせる古い旅館です。
ここがテレビなどで紹介される老舗の金波楼です。さすがに重厚感が違います。
その反面、廃業となった宿もたくさん見受けられます。どこかの観光案内で、九州でのお湯の湧出量がトップだと聞いたことがあります。もう少しメジャーになってもいいような気もしますが、とにもかくにも地味なのであります。
そして道は狭い。

湯布院や湯平温泉、そして別府のような散策を楽しめるようなお店がたくさんあれば、こういう雰囲気が逆に売りになるんでしょうけど・・・。
お店と言えば、数軒の竹細工店とちくわ店くらい。

これだけ強い個性があるんですから、優れたアイデアマンが一人いたら、ガラッと変わる可能性はあると思うんですが。
温泉街のなぜか靴店で売られていた、塩原温泉ホテル他の名が入ったタオルが10枚で何と100円!。この手のタオルって薄くて何かと使い勝手がいいし、何しろこの破格。相当欲しかったのですが、2泊3日の最初の訪問地でこれだけかさばるものを買っちゃうというのもどうかと、泣く泣く諦めました。

今考えたら、何とかならんかったかなー。返す返すも惜しいことをした。

この後立ち寄った道の駅水俣でも、くまモングラスが付いた焼酎が売られていましたが、バイクなのであきらめました。近々クルマでリベンジすっぞ!。今年もまたローラーリュージュか?
日奈久から南九州西回り自動車道、日奈久芦北道路を通り、芦北のジョイフルで昼食。

その後R3を南下して鹿児島県に入り、出水へ。一度来てみたかった日本一の大鈴があるという、箱崎八幡宮へ。出水ということでしょう、大きな鶴が狛犬の代わりのように左右に鎮座しています。
大鈴は浅草の雷門の提灯のように、楼門に吊されています。

しかしながら、これ自体がチリンチリンとかゴーンとか鳴るわけではないんですな。小さな(普通の)鈴がたくさん付いたひもが下部の穴から出ていて、それをゆらしてシャンシャンと鳴らすんです。

観光客向けアピールのものとは言え、「日本一」となれば、それに釣られてくる私のような輩も少なからずいるわけですよ。すべからく「一番」っていうのは大事なのでありますよ。ま、本人さえよければオンリーワンだろうが、2番だろうがいいんですけどね。
気を取り直して・・・。

拝殿は八幡宮らしく、柱が朱色です。

ちょうど地元の小・中学生が下校中にここの参道を通っていました。世は日常なれど、我は非日常なり。嬉しきかな。
八幡宮からちょっとのところに「特攻碑公園」というのがあったので行ってみました。

特攻と言えば知覧が有名ですが、ここからも特攻に行っていたようです。しかもスピードの出ない陸上攻撃機での出撃だったそうで、「永遠の0」を読んだ身としては、終戦間際の苦し紛れの作戦だったのでは、と何とも悲しく切ない気分になってしまいました。

写真は防空壕で、中に入れるようになっています。
中はこんな感じ。反対側にも出入り口があります。


この公園の近くに「特攻神社」というのがあるようですが、地図にあるあたりを探してみましたがわかりませんでした。帰って調べてみましたが、裏道から入るのが正解だったのかもしれません。
2年後に行けました。
出水をあとにし、伊佐に向かおうとしていると、「武家屋敷群」という案内板を見つけ、急遽寄り道をしてみました。

武家屋敷というのも知覧が有名ですが、出水にもあるとは知りませんでした。知覧よりも通りの幅が広いです。
こちらは公開しているお屋敷です。
映画のロケができそうな、絵に描いたような日本家屋です。
お座敷はこんなかんじ。
こちらは勝手口。数組の見学者がいました。
出水から伊佐を経由してえびの方面に向かうのですが、途中、昨夏に初めて訪ねた橋脇風月堂へ写真の伊佐美カステラを求めて立ち寄ります。ここには伊佐美もなか、伊佐美ゼリーもありますが、「へぇ」って感じでした。ただ、このカステラは非常に美味でしたので、近くを通ることがあればぜひまた、と思っていたのです。ツーリング初日ですが、帰着翌日に訪問する予定の知人用と合わせて早くもお土産購入です。
伊佐からえびのまでは、最短ルートであり、途中やや酷道区間のあるR447を初めて通ります。


R447に突入する前に伊佐で給油。燃費は33.8km/Lでした。
酷道区間の始まりです。
なかなかいい感じです。
県境部分。
こんな味のある県境の石碑がありました。開通時点は県道だったんですね。

酷道部分は真幸駅の直前まで続きましたが、対向車はゼロでした。
真幸駅へ来るのは3回目となります。
時刻は16:20。時刻表を見てみると上下線とも18時まで列車は来ないようです。


真幸駅で1時間近くゆっくり過ごしたので、そろそろ宿泊地の小林に向かうことにします。
小林までは素直にR268、R221とつないで行くつもりでしたが、ナビに導かれていたらJR吉都線をはさんで一本南を走る県道53号を走っていました。無性に国道が走りたかったので、えびの市役所付近からR268へ。
雨粒こそ落ちてこなかったものの、空には分厚い雲が広がってかなり暗くなってきました。宿まであと少しですし、雨具もあるので心配はいりませんが。


17:40に宿着。駅に近いところでしたが、近くにコンビニがありません。ファミレスにでも食べに行こうかとも思いましたが、どうせ朝食とかビールとかも調達しないといけないので、宿の人に尋ねると近くに22時まで開いているスーパーがあるとのこと。いつもと大体同じ内容の買い物(夕食(弁当)、朝食、野菜ジュース、水、ビールなど)でしたが、さすがにスーパー、コンビニの3分の2くらいの金額で済んでしまいました。しかも夕食はコンビニより豪華だし。今後はスーパーも積極的に利用しなくてはなりますまい。


NHKの「にっぽん紀行」という番組で高知の老漁師と愛犬の姿を描いた「老人と海とジョン」というのを見ました。何とも心暖まるいいお話でした。残念ながら再放送の予定はないようです。


本日の走行距離 312km。
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