鹿児島ツーリング 2日目その2

2009.5.1

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野間半島をひとまわり の巻
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 開聞岳麓のファミレスで昼食をささっとすませ、その後は一気に枕崎も駆け抜けます。

 枕崎のちょっと先に耳取峠という景色のいい場所がありました。開聞岳のきれいなシルエットはここからでもしっかり見られます。

 ここから野間岬まで約40km、酷道226号が続きます。

 ちょうどこのあたりだと思われますが、仕事中のななさんとすれ違ったんだそうです。私はまるで気付きませんでした。パッシングで知らせた上にUターンして追いかけてきてくれたのに、すみませんでした。
 早くも国道とは思えない様子になってきました。昨日、文ちゃんが「二度と走りたくない。椎葉並と思った」と言っていましたが、この後どんなことになるんでしょう。
 ところが意外にも2車線になる部分もそれなりにあり、割と快適なルートが続きます。

 ところで、枕崎まではそれなりにツーリング・ライダーとすれ違うことがありましたが、そこから先はバイクはおろか、車を見かけることさえぐっと減ってきました。
 坊津のちょっと先に丸木崎展望台があります。

 ここにはそれなりに観光客らしき人が10人程度(ライダー2人含む)いました。野間半島エリアで見かけたツーリング・ライダーはこの先もう1人(オフ車でした)だけでした。
 展望台からの眺め。海がきれいです。
 野間半島エリアでもう一つの目的地はここ。「007は二度死ぬ」のロケが行われた記念碑です。国道脇に地味に存在していました。道の向かい側に鑑真記念館があるので、それが目印になります。

 実はこの写真を撮る直前、TDMがごろりと寝ころんでしまったんです。TDM購入直後にも一度やってしまったことがありますが、緩い下り坂で停めた後10秒近くたってぐらりときたんです。降りて、カメラを取り出し、電源を入れてモニターを覗いた瞬間くらいに背後に殺気を感じ、振り返るとスローで倒れてきました。幸い写真の通りバイクの向こう側は盛り土がしてある芝生ということもありますし、サイドバッグのおかげもあり、パッと見どこにもダメージはないと思われたのですが・・・。

 二度目の「うりゃ!」で起こすことができました。
 無事にエンジン始動後、スタート!

 するものの、下り坂の惰性で進むのみ。あれ?

 クラッチがつながりません。よくよく見ればクラッチレバーを握らなくてもレバーはほぼグリップにくっついた状態です。転倒したときにハンドルガードのフレームが少し曲がり、レバーの先端に当たってしまっています。一瞬あせりましたが、その程度でしたので、「おりゃ!」っと力技で即解決です。
 ハンドルガードがなかったら、レバーは無事ではなかったことでしょう。場所が場所だけに本当に助かりました。
 さて、あとは野間半島を一気に駆け抜けるのみと思いつつ、それももったいないと、何か見つけるとすぐに道草です。

 ここは「焼酎づくり伝承展示館 杜氏の里笠沙」というところです。広い駐車場がありましたが、車はなし。人気も興味もなかったのでパス。
 その向かい側には「笠沙美術館」というお洒落で少々怪しい建物がありました。連絡通路の先は展望台のようですが・・・。
 建物のようですが、屋根はなく、上からはこのように見えます。階段で下に下りられるようになっていましたが、行きませんでした。
 美術館の上から景色のみを堪能し、歩を進めることにします。

 野間半島は景色のいい場所がいくつかありますが、どこもこんな感じの風景です。
 野間半島先端部に細長く伸びた野間岬が見えてきました。この先端まで行く気はないので、ここでじっくりと見ておきました。

 枕崎から約40km、1時間半程度でした。
 野間岬の付け根部分に「笠沙恵比寿」という立派な総合施設がありました。食事はもちろん、温泉宿泊施設もあるようです。
 野間岬の付け根から先は、地形の関係もあるでしょうが、道のくねくね度合いがなくなり、一気に快走路となります。
 多少狭くなってもこの通り。

 写真の向こう側の山の部分を抜けると・・・。
 高崎山展望所というところがあり、東側に吹上浜が見えてきました。野間半島巡りもいよいよ終盤です。
 さて、吹上浜ではほぼ手作業でこういう塩が作られているというのを以前テレビで見ていました。通りがかったら是非買ってみたいと思っていたところ、道の駅きんぽう木花館で売られていました。製造元を探す覚悟はしていましたので、非常に助かりました。

 「あま塩」と言っても塩が甘いわけありません。でも、たしかに非常にマイルドで、直接なめたら違いは歴然です。天ぷらやゆで卵にかけて食してみました。以前岩塩でそんなに感動できなかった私ですが、これにはかなり感動できました。手間をかけて作られたものは違うなってのを実感しました。 
 このペースだと阿久根まで余裕で行けそうなので、途中でホテルに予約を入れ、出発後はひたすら北上を続けます。


 この崖の景色が見えたら、長かった吹上浜もいよいよ終わりです。
 ずいぶん日も傾いてきましたが、阿久根まではもう一息。

大きな地図で見る
 開聞山麓から阿久根までのルートです。

 翌日のことを考えて、阿久根の手前で給油をします。燃費は26.7km/Lでしたが、セルフではなくスタンドのおばちゃんが満タンにしたので、余り信憑性のない数字だと思います。
 きんぽう木花館からのノン・ストップ走行が功を奏し、阿久根市役所近くの立派なホテルに18時過ぎに到着。2日目の走行距離は369kmでした。

 阿久根は川内よりちょっと小さな町で、泊まれる施設はほとんどありません。そんな中、今回泊まったホテルは阿久根では目立つ存在のようです。料金は安ビジホと比べるとちょい高めの4725円でしたが、施設は新しくきれいで、部屋も広め、さらには大浴場ありという豪華さ。また、道をはさんだ所にコンビニがあるというのも素晴らしい。ここはおすすめです。

 地元のグループ企業が運営しているようです。
 ビジネスホテル ロックスイン
 「今日の宿、どうしようかな」と考えながら走っているとき、ふとちょっと前鹿児島のしかもこのあたりにブルートレインの車両を使ったライダーハウスがオープンしたことを思い出しました。「たしか阿久根だったような・・・」記憶は曖昧だし、探すのも面倒なので自分の中ですぐに却下されました。

 帰ってから調べてみましたが、やはり阿久根でした。場所は阿久根駅構内だそうです。
  あくねツーリングSTAYtion
 ただ、私のようにキャンプ用具を持たないタイプの場合、寝具一式を借り、合計3000円です。しかも風呂・シャワーなし。トイレについての表記がないので、ひょっとしたら駅のトイレを利用するのかもしれません。阿久根にこだわらなければ、あと1000円ちょっと足せば、出水や川内なら風呂・トイレ・テレビあり、喫煙・飲食可の宿に泊まれます。
 しかし、シュラフ持参なら1500円で泊まれますし、ブルートレインの車両という楽しさもあります。私には縁がなさそうですが、面白い施設を意外な場所に作ったもんだと、妙に感心してしまいました。


 昨日、変則的な眠り方をしたせいかこの日はぐっすりと眠れました。大浴場でのお風呂も疲れをとってくれたようでした。
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