瀬戸内の島々を巡る 〜 とびしま海道編 1日目その3

 2010.11.20

御手洗の町並み 歴史のみえる丘公園 県民の浜
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 大崎下島へと戻り、帰りは南岸ルートをたどります。

 この島のハイライトとも言える御手洗の街並みを見物します。
 こちらの新光時計店は昨年テレビ東京の「カンブリア宮殿」で紹介された、全国から修理不可能とされた時計が集まってくるという伝説の時計屋さんです。

 テレビで見たときは、店の前の道はもっと広く感じましたが、実際はかなり細い道でした。
 とても絵になるレトロな街並みです。
 ポストの後ろは郵便局なんですが、JPのトラックが切り返しを2,3度しながら表通りからここまで入ってきていました。

 さすがにこのエリアは観光客が多いです。
 ここもいい感じ。
 ここはメイン・ストリート。
 多くの家にはこんな風に花が生けてあるんです。
 この家にも。
 保存状態はかなりいいです。

 去年行った、佐賀の肥前浜宿の悲惨な様子を思い出してしまいました。
 この路地もいい感じ。
 こちらのお店はNHKのドラマのロケ地になったことがあるそうです。
 こんなおしゃれな御手洗ですが、ひとつ脇道に入ると、空き家になって傷んだ家がいくつもありました。
 観光地でも地方の離島だけに、過疎化と高齢化は免れないわけですね。
 駐車場に戻り、仮設のような小さな土産物店で職場用のお土産を選んでいると、店主のおじさんが「イチオシはこれです」と勧めてきたのがこれ。御手洗に昔からあるお菓子なんだそうです。無添加なので日持ちしないのが短所なんだとか。

 1個130円とご立派ですが、そこまで言われたら、と買ってみました。
 タイトル通り形は舟です。中身はあんこなのですが、そのあんこにレモンピールならぬみかんピールが混ぜ込んであるんです。香りが爽やかで美味しい最中でした。ほどよい大きさっていうのもいいです。こんなに美味しいとわかってたら、もうちょっと買ってくるんだったな。何しろ「最中」なんで、あんまり魅力を感じなかったんです。

 帰ってから調べてみると、月に2回くらいしか作られていない稀少なお菓子なんだそうです。ラッキーでした。
 歴史の見える丘公園には御手洗の街並みから20分歩いて登っても行けるようですが、ぐるっと回り込めばクルマでの行けるので、迷わずクルマで上がってきました。
 駐車場からちょこっと上がると展望所です。とてもきれいに整備されています。
 中央の展望台は螺旋状の階段が2ルートあります。
 でも、別に展望台に上がらなくてもここからでも十分に見事な眺めです。
 御手洗の町はこんな感じで見下ろせます。海の向こう側はさっき行ってきて岡村島です。
 さっき行ったナガタニ展望台がしっかり見えます。

 最初は大崎下島から大崎上島を経由して安芸津までフェリーを乗り継いで本土へ戻る計画を立てていましたが、そうなると時間の制約が大きく、行きたいところを全てまわれない可能性もあるため、来た道を戻るように変更しました。
 上蒲刈島まで戻ってきました。行きにスルーした県民の浜へ。ここには宿泊施設の他にテニスコートやプール、グランドまである相当大規模な施設で驚きました。さすがにオフ・シーズンなので人はほとんどいませんでしたが。
 ここの浜は映画「海猿」のロケ地でもあります。
 県民の浜から原トンネルに向かう途中にある広い路側帯ですが、ここは昼前後だけ屋台形式のうどん屋さんが出ています。行きがけはお店が出てました。帰りは日没直前なのですでに撤収していました。

 「気ままに寄り道バイク旅」で、清水さんたちがここでうどんを食べてました。
 こちらの無人販売所は、「海猿」でバス停になっていた場所です。このすぐ先に原トンネルがあります。

 蒲刈大橋の手前にある「であいの館」に立ち寄りましたが、ぎりぎり閉店間際で間に合いました。ここでもお土産を買い込みます。「5時で門が閉まりますからぁ」という声にせかされて本土へと戻ります。

 本当は野呂山にも立ち寄りたかったんですが、遠方が白くかすんでいたので、きれいには見えないだろうってことでパス。それよりも大きな理由はもう日が落ちてしまったからであります。
 呉に到着する頃にはすっかり暗くなりました。宿にチェックインしたら、食事に出かけます。呉のメイン・ストリートであるれんがどおりへ。ここも「海猿」で出てくるところです。
 端っこのほうはがら〜んとしていますが、中心部はかなり賑わっていました。

 何食べようかなぁ、と色んな店をのぞき込みますが、結構どこも相場が高いのに驚きます。九州人から見たらって話なんでしょうけど。
 そうこうしているうちに、以前テレビで見たこのお店を発見。よし、ここに決定。
 カツ丼に1100円出すのもねぇ、ってことでハヤシライスにしましたが、これがとっても変わってるんです。デミグラスソースとは無縁って感じで、さらにとろみがすごいんです。餃子の王将の天津丼のあんかけの「あん」、まさにあんな感じでケチャップ味。美味しくないわけではないんですが、非常に微妙でした。素直に「海軍さんのカレー」にしときゃよかったかな。

 宿はビジネスホテル風でしたが、大浴場付きだったのでよかったです。フロントが一般家庭にあるFAX台ってのには驚かされましたが。

 ビールを飲みながら、去年の暮れに放送されていた「坂の上の雲」第一部の再放送を結局全部見てしまいました。もうすぐ第二部が始まります。楽しみです。全部録画するぞ。
 1日目のルートです。(西条IC以降)

 走行距離は460kmでした。
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