ホンダ トランザルプ 400V (XL400VN)

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阿蘇にて
 ホンダのバイクなのにマイナーなトランザルプ。友人が興味を持たなければ、存在を知らないままだったかもしれません。ツーリング先で初めて実物を見て、その「旅バイク」然とした姿に衝撃的な一目惚れをしてしまいます。

 懐が厳しかった時期だったのですがどうしても欲しくなり、9年落ちの中古車をY!オークションでの個人売買で格安で購入しました。格安でしたが、前オーナーの保管状況に問題があったのか、その後のメンテがしばらくの間、結構大変でした。我が家に届いたとき、オド・メーターがきっちり15000kmだったことは印象に残っています。

 それまで、メンテナンスはバイク屋さん任せでしたが、このバイクからは「どうせボロなんだし」という開き直りから自分なりにあちこちいじるようになりました。自分で手を入れるほど愛着も沸いてくるもので、そういう意味でもいいきっかけを与えてくれたと思います。
 当然、このバイクになってからはより遠くへ走りに行くようになりました。このバイクでなければ、ここまであちこち走り回らなかったかもしれません。たくさんの旅の思い出を作ってくれた大切な相棒となったわけです。結局、私のバイク歴では最長の5年と4ヶ月という所有期間となりました。
 また、以前のバイクではほとんどタンデムをしなかったカミさんですが、トランザルプは「乗りやすい!」と、タンデム・ツーリングにあちこちついてくるようになりました。その後は自分のメットやウェアもしっかり揃えて、免許もないのにすっかりライダー気分になってしまっています。カミさんにとっても重要なバイクだったと言えます。

 トランザルプはバイクそのものだけでなく、トランザルプ・オーナーとの交流も私に与えてくれました。最初はインターネットを通じて情報やアドバイスを頂くところから始まり、その後西日本でのトランザルプ・ミーティングの開催、九州でのミーティングも何度か行われました。特にダブリン市民さんとの出会いはトランザルプ抜きでは絶対に考えられなかったでしょう。また、最初に実車を見たという、ツーリング先でのトラン乗りの方(荷頃さん)とも西日本ミーティングで再会することができましたし、トランザルプからTDMに乗り換える際にも、ブログでアドバイスをして頂きました。西日本ミーティングで出会ったなっくさんからも最近ブログにコメントを頂いて感激しました。富士で行われる本場のトランザルプ・ミーティングには、結局一度も参加出来ませんでしたが、人の繋がりもたくさんの思い出となりました。
 購入してすぐに「やったぁ〜、オフも走れるぞ!」と、1泊ツーリングのついでに宮崎県椎葉の林道(内の八重林道)にソロで突入しました。フラットな初心者向けとは言え、1泊分の荷物を積んで15kmもの林道に突入したのは今考えると無謀でした。バイクにも十分に慣れていなかったせいもあり、ちょっとガレた部分で立ちゴケしてしまい、起こすのに30分くらいかかりました。
 しかし、懲りずに翌日も別の林道(もっとハードだった)へ突入しましたが、少しコツをつかんだのか、どうにか無事に駆け抜けることができました。(2001年9月)
 結局ダートを走ったのはこの時と、その後にあと1回だけでした。
 広島の戸河内で開催されたトランザルプ・ミーティングin西日本の際の集合写真。両サイドはトランではありませんが、意外に馴染んでます。ダブリン市民さんは何と埼玉からの参加でした!。一度に9台ものトランを見られたのはこれが最初で最後でした。
 (2002年9月)
 トラミin西日本の翌年のGW、ダブリン市民さん九州遠征の際、阿蘇周辺を一緒に走りました。トランザルパーのカリスマ的存在であるダブリン市民さんのトランと並べて、しかも2ショットで写せるなんて、夢のようでした。(2003年5月)
 宮崎県北部の六峰街道ツーリングにて。数あるツーリング中の写真の中で、これが一番好きかもしれません。前年に雨のため途中で断念していただけに、晴天に恵まれ、とても気分良く走りました。
 (2005年4月)
 トランザルプで行った最南端。バイク乗りなら一度は行かねば、と思う佐多岬です。この時のツーリングでは、ほぼ同行程の熊本の3人組ライダーと、途中で4回も出会うという偶然が起こりました。
 ライダーの聖地のひとつにたどり着くことが出来、少し「ツーリング・ライダー」らしくなったかな、と嬉しく思ったものです。
 (2004年10月)
 最も遠くに行ったのがここ、鳥取県の大山です。高速をひたすら走ることが多かったツーリングですが、やはり未踏の地に行くことこそ旅の醍醐味、と感じました。日帰り&1泊エリアは行き尽くした感があるので、今後はこのように高速を利用して行動エリアを広げていかなければ、と思いました。この時すでに、少しは大型バイクのことが浮かんできていたのかもしれません。
 (2006年5月)
 最大の大手術となった「カウンターシャフト交換」。こんな状態、なかなか見ることは出来ません。金属の棒を1本交換するのに、ここまでやらなきゃダメなんですね。
 エンジン&ギアもこの通りバランバランです。
 (2004年7月)
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