四国ツーリング 2日目 その2

2007.5.2

卯建(うだつ)の町並みから徳島へ
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 雲辺寺には「なす」にちなんだ絵馬やお守りが売られています。
 「親の意見となすびの花は万に一つの徒もない」の諺にもありますように「なす」の花は一つの無駄なく実となります。また「成す」との語呂が同じで努力が報われて願いがかなえられます」 (案内板より)

 この絵馬は裏に住所・氏名・願い事を書き、大きななすの形をした掲示板(フックがたくさんついている)につるし、願い事をするものです。
 こちらは「おたのみなすのこしかけ」です。

 ちょっと偉そうに腰掛けてみました。願い事は「早く無事にネックストラップが手に入りますように」と非常にささやかなものです。
 さらに先に進んでみます。山上エリアはかなり広いんです。
 五百羅漢です。

 一般的な五百羅漢のイメージと違い、でっかくてリアルです。大体大人の背丈ほどの大きさがあります。
 私が選んだベスト羅漢2体。どうやら私という人間は意味不明なものに魅力を感じるようです。お笑いのムーディー勝山なんかツボにきましたし。
 雲辺寺に来たかった最大の理由はこれかもしれません。県境で謝りたかったわけではありませんが、何となくこんなポーズになってしまったのであります。この状態でわる〜いことをしたら、どちらの県警に捕まるんでしょう?早く来た方ですかね、やっぱり。

 ちなみに場所はロープウェイ駅のすぐ前です。ちょっと歩くと「毘沙門天展望館」というのがあるようですが、どうせ展望はないので、山を下りることにしました。
 雲辺寺の後はすぐに高速で徳島へ、という予定でしたが、案外スムーズにきているので(この時点で0930)、途中で小ネタ観光を挟むことにしました。

 R192を東へ向かっていると、なにやらR32との交差点でのろのろ運転になっています。国道同志の交差点とは言え、山の中です。これまで快調に流れていただけに「おかしいな」と思いながら通過すると、またもや生々しい事故現場が!。今度は追突事故のようで、セダンのトランク部分がなくなっていました。追突したのはトラックで、今度は怪我人が出ているようでした。走行中にカメラが使えないと、こんなに次々に事故現場に遭遇するわけ?何で?

 その先阿波加茂というところで国道沿いにダイソーの看板を発見。やっとネックストラップを獲得することができました。これでもう、事故現場に遭遇することはないような気がしました(実際にそうでした)。ホッとして店を出るとすぐに「加茂の大クス」への案内板が。
 高い建物がない平地にどっと根を下ろした、姿の美しい巨木でした。新緑もきれいでしたし。案内板によると、樹齢は推定1000年余りだそうです。
 R192は吉野川沿いの気持ちのいいルートです。流れも快適でした。大クスがすぐに見つかったので、この先にある「うだつの町並み」にも行ってみましょう。

 やっと移動中に写真を撮り始めることができました。

 貞光という所の手前でR438で対岸に渡り、左岸の県道12号で東へ向かいましたが、このルートは流れが遅いのなんの。今思えばギリギリまでR192を走って、沈下橋を渡ってうだつの町並みに行くべきでした。
 脇町というところにある古い町並みです。近くに道の駅があり便利な上、車両通行止めにしているのがいいですね。
 うだつ「卯建つ」は、二階の壁面から突き出した漆喰塗りの袖壁で、火よけ壁とも呼ばれ防火の役目をしていました。
 江戸時代、裕福な商家はこの「うだつ」をあげた立派な家を競って造りました。
 ことわざ辞典に、いつまでもぐずぐずして一向に出世できないことを「うだつがあがらぬ」と記しており、この語源になったのではないかと思われます。

  (案内板より)
 この部分が「うだつ」というわけです。これがどのように火除けの効果を発揮するのか、いまだによく理解ができません。
 町並みから道をはさんだところに、吉野川の土手が見えたので、上がってみました。ツーリングマップルにも載っている沈下橋が見えました。結構車が通っていました。

 良い天気なんですが、前方(東)にはまだまだ怪しい雲が残っています。
 脇町I.C.から徳島道へ。徳島道は対面通行ですが、走りやすいルートです。上の写真から20分程度しか経っていませんが、一気に天気が良くなってきました。おみくじのとおりになってきたか?。
 上板S.A.で昼食です。これだけのメニューをこなしたというのに、ようやく正午です。やはり5時スタートが効いています。
 山菜うどんと阿波牛コロッケです。S.A.のうどんでしたが、かなり麺の腰が強く感じたのは気のせいではないと思います。やはり土地柄のせいでしょうか。また、コロッケですが、魅力たっぷりの名前の割に普通でした。スーパーの総菜売り場だと80円ってとこでしょうか(ここでは130円)。
 「四国へツーリングへ行く」と言うと、大抵の人は「讃岐うどん、行くっちゃろ?」と返してきます。確かに讃岐うどんも魅力ではあるのですが、私の場合(ソロの場合)、ツーリング中の食事が目的になることはほとんどありません。大抵、お腹が空いてきた時点で、コンビニとかファミレスとか道の駅などでさっさと食べられるもので済ませて、先へと進もうとします。夕食も宿に着いてからはもう出るのが面倒になり、コンビニで夕食と翌朝の食事を買ってきて済ませることがほとんどなんです。どうも、「食」というものに余り関心がないようです。家でも一人の時は、空腹を満たすのなら何でもいいや、って感じですし。

 今回、色んな人に「讃岐うどん」と言われながら、全く讃岐うどんに関心が持てない自分なのですが、私にとってソロツーリングの最大の目的は「未踏の地へ向かって走る」なのです。讃岐うどんに近いものなら色んな所(自分の地元でも)で食べられるでしょうが、雲辺寺や室戸岬は、そこに行くこと自体に価値がある、と思うのであります。
 あと、讃岐うどんのイメージとして「行列」というのがありますが、その言葉を聞いただけで逃げ出してしまうタチでもあります。
 徳島からはR55を延々と140km南下します。このあたりがバイクで訪れた最東端ということになります。このすぐ先に和歌山県があるなんて、何だか信じられない感じです。実現不可能と思われた紀伊半島へのツーリングも、何となく行けるような気がしてきました。

 このあたりで早めに給油をしておきました。ここまでの燃費は26.0km/Lでした。
 雲辺寺〜徳島までのルートです。
 所々街中を通る部分もありますが、R55は至って快適なルートです。佐賀も真っ平らな場所ですが、さすがに国道沿いはそれなりに建物があります。徳島は佐賀よりも真っ平らな印象です。

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